神奈川県横須賀市で、三浦半島最大級となる約1万発の花火が夜空を彩る「よこすか開国花火大会2025」が、2025年10月5日(日)17時55分から18時30分まで開催される。大会特設サイトも公開され、最新情報が随時更新されている。今年も隅田川花火大会のコンクールで優勝経験を持つ煙火店・株式会社マルゴーが担当し、迫力ある尺玉をはじめとした多彩な花火が横須賀の海を華やかに彩る。
会場はうみかぜ公園ほかで、荒天時は中止(順延なし)。打ち上げ場所や観覧会場など人が多く集まる場所でのドローンやラジコンヘリの使用は禁止され、発見した場合は警察官や警備員、スタッフへの通報が呼びかけられている。主催は一般社団法人横須賀市観光協会、共催は横須賀市。
横須賀では、米海軍施設と海上自衛隊司令部をめぐる「YOKOSUKA軍港めぐり」も人気だ。米海軍や海上自衛隊の艦船を間近に見られる日本唯一のクルーズで、潜水艦や護衛艦、イージス艦、タイミング次第では空母や砕氷艦など多彩な艦船を観覧できる。毎日異なる港の風景を眺められるのも魅力だ。

横須賀では、米海軍施設と海上自衛隊司令部をめぐる「YOKOSUKA軍港めぐり」も人気だ。米海軍や海上自衛隊の艦船を間近に見られる日本唯一のクルーズで、潜水艦や護衛艦、イージス艦、タイミング次第では空母や砕氷艦など多彩な艦船を観覧できる。毎日異なる港の風景を眺められるのも魅力だ。
また、横須賀は日清戦争や日露戦争に関連する歴史も残す。下関条約で遼東半島を獲得したものの、露独仏三国干渉で返還を余儀なくされたことから、政府は主権と領土を守るため軍備増強の必要性を痛感し、「六六艦隊整備計画」を推進した。戦艦「三笠」は英国ヴィッカース造船所に発注された6隻目の戦艦で、1902年(明治35年)に竣工し横須賀に回航。翌年12月、日露関係の悪化を受け連合艦隊に編入され、その旗艦となった。

港町・浦賀では、東西の町を結ぶ交通手段として、地元で「ポンポン船」の愛称で親しまれる「浦賀の渡し」が長年利用されてきた。また、東京湾海堡ツーリズム機構は、かつて関係者以外立ち入り禁止だった要塞島「第二海堡」への一般上陸を2019年に解禁し、新たな観光資源として注目を集めている。
横須賀は食文化も大きな魅力だ。2008年11月、米海軍横須賀基地から横須賀市へ、海軍の伝統的なハンバーガーのレシピが提供された。これは「よこすか海軍カレー」誕生10周年を機に、基地と市が友好の象徴として地元活性化を進める取り組みの一環だった。レシピをもとにしたハンバーガーは「ヨコスカ ネイビー バーガー」と名付けられ、現在も基地周辺の店舗で販売されており、訪れた人々が本場の味を楽しめる。また、「Yokosuka Cherry Cheese Cake」もご当地スイーツとして人気が高い。 (関連記事: 英最新鋭空母「プリンス・オブ・ウェールズ」、8月下旬に東京寄港へ 日英防衛連携の象徴に | 関連記事をもっと読む )
異国情緒あふれる「ドブ板通り」も見逃せない。スカジャン(横須賀ジャンパー)は第二次世界大戦後、帰国する米兵向けのお土産として作られ始め、ドブ板通りはその販売地として70年以上の歴史を持つ。2020年東京五輪では、難民選手団のシリア出身競泳選手ユスラ・マルディニ氏がスカジャン姿をSNSに投稿し、世界的な注目を浴びた。