台湾を代表する土産といえば、真っ先にパイナップルケーキを思い浮かべる人も多いだろう。だが、台湾のランドマークである台北101の直営土産店が発表した最新の売上ランキングは意外な結果となった。最も人気を集めたのは、1個わずか100元の「台北101カプセルトイ」であり、年間販売数は12万個を超え、数多の商品の中で首位を獲得した。この旺盛な需要により、台北101直営土産店の2024年の売上は1億元を突破し、なおも成長を続けている。
台北101の人気お土産発表:年間12万個売れたガチャガチャが1位、自営ギフト店の売上が1億を突破
台北101商業事業処の方君之(ファン・ジュンジ)営運長は記者会見で、台北101の土産品は台湾の地域的精神と101ならではの特色を融合させており、国内外の旅行者から広く支持を得ていると述べた。現在、土産店の購買客層は国内客と海外客がそれぞれ約半数を占め、その魅力が国境を越えていることがうかがえる。消費傾向を見ると、欧米の旅行者はパズルやブロック、マグカップなど高価格帯の商品を好む傾向があり、日本人旅行者は特にパイナップルケーキ、涼糖(キャンディー)、チョコレートといった食品系の土産を好んでいる。
人気商品ランキング発表:ガチャガチャが首位、月餅ギフトボックスがギフトボックス類のトップに
台北101の統計によると、2024年1月から2025年6月までの販売データは以下の通りである。
記念品部門
1、台北101ガチャガチャ: 年間販売個数は12万個を超え、1個100元。ガチャガチャのフィギュアは台北101のマスコットと台湾の各大名所のデザインを組み合わせたもので、可愛くて地方色豊かであり、コレクションブームを巻き起こしている。
2、台北101フィギュア記念日ストラップ: 1年の366日(2月29日を含む)をストラップにしたもので、年間約6万個を販売しており、贈り物として人気がある。
3、台北101キャンディー: 持ち運びやすく、日本の旅行者に特に人気がある。
4、台北101デザインティーバッグ(2個入): 実用的で特徴がある。
5、コカ・コーラのカスタムネームタグ: 89階の展望台で、個人化されたボトルのラベルを作ることができる。
ギフトボックス部門
1、台北101中秋月餅ギフトボックス: 難しい経済状況にもかかわらず、今年は1.5万箱の販売が予測されており、前年より20%増加するとされている。
2、台北101記念酒: コレクション価値がある。
3、台北101デザインのチョコレートギフトボックス: 精巧で美味しい。
4、TAIPEI観山ギフトボックス
方君之氏は、近頃の株式市場や不動産市場、為替レートなどの影響で消費者の信頼が揺らいでいるものの、台北101の上半期商業収入は逆勢で6.52%増加し、その独特な商品とランドマークの強い魅力が依然として健在であると述べた。中秋の贈り物シーズンに向けて、台北101は月餅ギフトボックスの早割キャンペーンを開始し、贈り物需要を狙っている。
編集:柄澤南 (関連記事: 【爆売れ】台湾のお土産の新定番!日本人観光客が虜になった「あのゴミ袋」とは? | 関連記事をもっと読む )
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