『ニューヨーク・タイムズ』がエプスタイン邸を直撃:裸婦画や『ロリータ』初版、鎖ボール…「淫魔の巣」との衝撃内容公開

2025-08-07 17:43
2025年8月5日、『ニューヨーク・タイムズ』は故エプスタインのマンハッタンの邸宅内部を独占公開。中庭には花嫁衣装をまとった像が吊るされている。(写真/ニューヨーク・タイムズ)
2025年8月5日、『ニューヨーク・タイムズ』は故エプスタインのマンハッタンの邸宅内部を独占公開。中庭には花嫁衣装をまとった像が吊るされている。(写真/ニューヨーク・タイムズ)
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『ニューヨーク・タイムズ』は5日、故ジェフリー・エプスタインの個人文書やニューヨーク豪邸の内部写真を独占入手したと報じた。これらの文書には政界や経済界、学界などの著名人からの賛辞が含まれている。また、邸宅の内部にはカメラが設置された寝室や、『ロリータ』初版、裸体画、潤滑剤、金属の鎖とボールが置かれた「マッサージルーム」などがあり、議論を巻き起こしている。これらの資料が公表された時期は、トランプ大統領と司法省が事件の全貌を明らかにしていないとして批判されている時期と重なっており、再びエプスタインの人脈に対する調査熱が高まっている。

ニュース用語解説:エプスタイン事件とは何か?

アメリカの億万長者で金融投資家のジェフリー・エプスタインは、未成年者を利用した売春斡旋の疑いで2019年に逮捕され、勾留中に自殺した。エプスタインはトランプ大統領との親しい関係で知られており、事件には多くの未成年被害者と、政界や経済界の権力者が関与しているとされ、これが陰謀論を引き起こす原因となっている。

Federal and NYC authorities using a crow bar to pry open the door to Jeffrey Epstein’s townhouse in Manhattan on Saturday.https://t.co/wm8Q5B7oI6pic.twitter.com/0HzmmFoadm

— Yashar Ali 🐘 (@yashar)July 8, 2019

映画監督ウディ・アレン:「女性たちの接待は十分」と語る

『ニューヨーク・タイムズ』は8月5日、未公開の手紙と写真を多数公表した。手紙は2016年のエプスタインの63歳の誕生日に贈られたもので、政財界の著名人から届いたものだ。写真はマンハッタンにあるエプスタインの7階建ての豪邸内で撮影されたものだ。

ある手紙は、イスラエルの元首相エフード・バラク氏とその夫人から送られたもので、エプスタインについて「無限の好奇心を持ち、理解しがたい本のようでありながら、誰にでも通じる人物」とし、「人脈収集家」とまで称賛している。

他の手紙には、セクハラで告発されたことのある映画監督ウディ・アレン氏のものがあり、彼はエプスタインのディナーを「常に賑やかで楽しい」と書き、その場には政治家、科学者、教師、魔術師、そして「王室メンバー」でさえいたと語っている。また、「接遇が行き届いており、時には若い女性が給仕を担当することもある」とし、彼は「ドラキュラ城のメイド」を想起したと述べている。

この他、メディア界の巨匠モーティマー・ザッカーマン氏、著名学者ノーム・チョムスキー夫妻、MIT元メディアラボ所長伊藤穰一氏、物理学者ローレンス・クラウス氏やハーバード大学の数理生物教授マーティン・ノワク氏などから手紙が届いている。これらの多くの関係者はコメントを拒否しているが、クラウス氏だけは『ニューヨーク・タイムズ』に対して、その手紙については記憶がないが、エプスタイン邸で他の科学者や作家との昼食会に何度か参加したと認めている。

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