世界陸上2025の文化プログラムとして、9月12日から3日間行幸通りで開催
東京都は、2025年に開催される世界陸上およびデフリンピックに向けた文化プログラムの一環として、伝統芸能や地域の祭りを一堂に集めたイベント「TOKYO わっしょい」を開催する。期間は9月12日(金)から14日(日)までの3日間で、会場は東京駅前の行幸通り。東京ならではの多様な祭り文化や、世界に誇る江戸文化の魅力を国内外に発信することが目的とされている。
会場となる行幸通りには、特設ステージややぐらが設置され、都内各地の神社や伝統芸能団体によるパフォーマンスが披露されるほか、御輿(みこし)担ぎや駕籠(かご)乗り、折り紙制作などの体験ブースも設けられる。観光客や都民がともに日本文化を楽しむことのできる空間となる予定だ。
出演予定団体には、東京都無形民俗文化財に指定されている「江戸の鳶木遣(とびきやり)」や「江戸火消しの梯子乗り(はしごのり)」を継承する一般社団法人江戸消防記念会をはじめ、浅草神社のびんざさら会、高円寺阿波おどり連協会、琉球舞団 昇龍祭太鼓など、多彩な顔ぶれがそろう(出演者は変更となる場合あり)。
そのほか、御輿やはち巻を身に着けての記念撮影や、江戸時代の移動手段である駕籠に乗る体験、折り紙づくりなど、訪れた人が江戸の暮らしを五感で体験できるコンテンツも用意される。
このイベントは、東京2020大会の文化レガシーを継承・発展させた「TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム」の一環として実施されるもので、芸術文化を通じた共生社会の実現と、国際大会を文化面から盛り上げることを目的としている。
■イベント概要
- タイトル:TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム「TOKYO わっしょい」
- 会期:2025年9月12日(金)~14日(日)
- 会場:行幸通り(東京都千代田区丸の内2丁目2)
- 主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
- 公式サイト:https://tokyo-wasshoi.jp/
編集:梅木奈実 (関連記事: 【武道光影】将軍の剣―― 柳生新陰流と徳川幕府による平和構築 | 関連記事をもっと読む )
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