台湾の廟は宗教信仰の中心であるだけでなく、地域文化やコミュニティ生活の核でもあり、祭りや巡行を通じて人々の心を結びつける場である。また、多くの人にとって心の寄り所でもある。交通部観光局が発表した最新統計によると、2025年1月から5月までの間で全台湾で最も人気のある廟のトップ3は「正統鹿耳門聖母廟」、「北港朝天宮」および「北港武德宮」であった。
2025年1月から5月の全台湾における最も人気のある廟の来訪者数
1. 正統鹿耳門聖母廟:821万人次
2. 北港朝天宮:807.5万人次
3. 北港武德宮:570.8万人次
4. 南鯤鯓代天府:467.2万人次
5. 西螺福興宮:333.2万人次
6. 大甲鎮瀾宮:244.9万人次
7. 麻豆代天府:226.7万人次
8. 白沙屯拱天宮:213.1万人次
9. 車城福安宮:189万人次
10. 佛光山:186.7万人次
全台湾最も人気のある廟:正統鹿耳門聖母廟
1位となった正統鹿耳門聖母廟は台南市安南区に位置し、天上聖母を祀っている。台湾最大の媽祖廟の一つであり、その雄大で豪華な建築は「台湾版紫禁城」と称される。Googleで4.6星の評価を得ており、訪問した人々は「宏壮で壮観な殿堂式廟の建築、大門の順風耳および千里眼の彫像は極めて特徴的なランドマークの一つである。香火が盛んで参拝者も途絶えないため、地元の有名な廟であり観光スポットでもある」との評価が得られている。
全台湾最も人気のある廟:大甲鎮瀾宮
大甲鎮瀾宮は台中市大甲区に位置し、台湾の媽祖信仰の代表的な廟の一つである。毎年行われる大甲媽祖遶境進香は注目される宗教行事の一つである。Googleのレビューによれば4.6星の評価を得ており、「台湾の代表的な媽祖廟の一つで香火が非常に盛んである。平日に訪れ媽祖に挨拶をしに行ったが、人は多くても混雑感はない。」
全台湾最も人気のある廟:佛光山
佛光山は台湾仏教の四大名山の一つで、高雄市大樹区に所在し、星雲大師によって1967年に創立された。Googleのレビューを見ると、4.6星の高評価を得ており、訪れた人々からは「高雄佛光山は宗教信仰の場であるだけでなく、心身をリラックスし、文化の美を鑑賞できる場所である」と称賛されている。
資料出典:《交通部観光局観光統計資料ベース》
編集:柄澤南 (関連記事: 【インタビュー】震樂堂、フジロック2025「ROOKIE A GO-GO」に初登場──台湾の廟会文化×メタル、30分で世界を魅了 | 関連記事をもっと読む )
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