多くの人々は短期休暇に他県へ小旅行に出かけることを選ぶ。移動時間が短く、文化的にも親しみやすいためである。なかでも台湾東部の台東県は、雄大な東海岸や縦谷の景観に加え、豊かな先住民族文化を有しており、人気の観光地となっている。交通部観光署が発表した最新統計によれば、2025年1月から5月の台東県内人気観光地トップ3は「東部海岸富岡地質公園及び加路蘭休憩区」「都蘭遊憩区及び周辺地域」「三仙台遊憩区及び周辺地域 」であった。訪れた旅行者からは「風景が絶美で、一度は訪れる価値がある」との声が相次いでいる。
2025年1月から5月までの台東の人気観光スポット訪問者数ランキング
10. 八仙洞遊憩区 7.8万人
9. 都蘭處本部 7.4万人
8. 台東波浪屋 22.9万人
7. 関山小鎮地域 49.5万人
6. 鹿野高臺及び周辺地域 42.1万人
5. 台東森林公園 59.6万人
4. 池上大坡池及び周辺地域 52.3万人
3. 三仙台遊憩区及び周辺地域 52.8万人
2. 都蘭遊憩区及び周辺地域 76.8万人
1. 東部海岸富岡地質公園及び加路蘭休憩区 103.9万人
台東観光スポットおすすめ1:東部海岸富岡地質公園及び加路蘭休憩区
台東市に位置する東部海岸富岡地質公園が第1位となった。核心エリアは「小野柳遊憩区」で、東部海岸国家風景区の最南端にあたる。実際にGoogleの口コミを確認すると、4.6という高評価を得ており、訪れた旅行者からは絶賛の声が寄せられている。
「多様な蜂の巣岩、豆腐岩、キノコ岩などの海蝕地形があり、北海岸の野柳に似ていることから“小野柳”と呼ばれる。打ち寄せる波や奇岩、芸術家による彫刻を楽しめ、一見の価値がある」、「独特で壮大な地形が容易に見られる。園区全体の計画も優れており、動線が明快で駐車も便利。緩やかな道を少し進むと“小野柳”の美しい海岸に出会え、波が揺らめき太陽が輝く光景は格別だ」、「寄居蟹プラットフォームで多数の寄居蟹を観察でき、豊かな生態環境が魅力」、「2時間ほど観光できるスポットで、遊歩道が整備され、海岸沿いに奇岩が続き、ビジターセンターもある」、「花東海岸の景勝地はどこも写真映えし、環境も清潔で、少額の出費で一日中楽しめる」、「市街地に近く駐車もしやすい。特別な景観が広がり、一度は訪れるべき場所だ」などといった声が相次いでいる。
台東観光スポットおすすめ2:都蘭遊憩区及び周辺地域
第2位となったのは、台東県東河郷に位置する都蘭遊憩区である。地理的には太平洋と都蘭山に隣接し、アミ族やプユマ族の文化が息づく地域でもある。代表的な観光地は「水往上流遊憩区」で、Googleマップには1万3,000件以上の口コミが寄せられ、評価は3.9と高い水準を維持している。
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実際に訪れた旅行者からは「水が上へ流れる不思議な景観を無料で楽しめ、環境も美しく清潔。出店もおすすめで、心地よくリラックスできる台東らしい場所だ」「まるで沖縄の海辺の駐車場に来たような感覚。台湾の景色は本当に劣らない」「再訪したが、やはりこの現象は見応えがある。つまらないと感じる人は理解できていないのだろう。葉っぱを流して競争するのも楽しく、隣の市集も合わせて気軽に30分は過ごせる。訪れる価値は十分だ」「自然の教科書に取り上げられる“水が上に流れる錯覚”を体験でき、子どもに見せるには絶好の教材だ。葉っぱが流れる様子を見ると、確かに上流へ向かうように錯覚する」「通るたびに子どもが紙の船を浮かべたがり、小学生には特に魅力のある場所だ」といった声が寄せられている。