AB InBev Japan合同会社(東京都渋谷区)は、アルコール0.0%のノンアルコールビールテイスト飲料「Corona Cero(コロナ セロ)」を7月28日から全国で発売する。「コロナ エキストラ」「バドワイザー」などを展開する同社にとって、3ブランド目となるノンアル商品だ。ライムを差し込んで瓶から直接飲むスタイルは従来のコロナビールと同じで、爽快感を保ちながらもアルコールを含まない点が特徴。時間や場所を問わず楽しめる新しい選択肢として訴求している。
世界で評価された品質と実績
コロナ セロは2022年にカナダで発売されて以来、現在では世界54か国以上に展開。国際的な品評会「ワールド・ビア・アワード」では2022年から3年連続で受賞しており、その品質が高く評価されている。さらに2024年にはパリ五輪の公式パートナーに選ばれ、前年比2倍の出荷量を記録するなど、国際的な需要拡大が続いている。
日本での先行販売と体験イベント
日本では全国発売に先駆け、7月14日から一部店舗で先行販売を開始。7月11日から13日には東急プラザ原宿「ハラカド」で体験型イベント「Corona Urban Oasis」が行われ、来場者は都会の真ん中で自然を感じられる空間で、コロナ セロの試飲や音楽ステージ、限定フードメニューを楽しんだ。
夏のイベントとキャンペーン展開
この夏は、神奈川県葉山町・森戸海岸の「海の家 Oasis」に「Corona Bar」が登場。8月からはコロナ セロも提供される予定だ。さらに7月6日には音楽イベント「CORONA SUNSETS HOUR」が開催され、ブランド誕生100周年を記念する施策の一環として展開された。また「Corona Summer キャンペーン」と題した販促企画も実施され、対象商品購入者にはアウトドア用品などが抽選で当たる。
商品概要
新商品の「コロナ セロ」は330ml瓶で販売され、価格はオープン。主要な小売店、飲食店、ECサイトを通じて購入できる。AB InBevはすでに「バドワイザー ゼロ」「ヒューガルデン ゼロ」を日本市場に投入しており、コロナ セロはノンアルコール市場における新たな柱となる見込みだ。
編集:梅木奈実 (関連記事: コロナビール100周年記念、ノンアル「Corona Cero」日本初上陸 明治公園で新商品体験と音楽イベント開催 | 関連記事をもっと読む )
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