森ビル株式会社(東京都港区、辻慎吾社長)が運営する虎ノ門ヒルズ内の情報発信拠点「TOKYO NODE」の研究開発チーム「TOKYO NODE LAB」と、NEORT株式会社は、街中のサイネージを活用したデジタルアート企画「DIGITAL SPRINGBOARD」を共同で開始した。
「TOKYO NODE LAB」はこれまで、ARアプリ「TOKYO NODE Xplorer」やXRアプリ開発イベント「TOKYO NODE “XR HACKATHON”」を通じ、都市における新たなデジタル体験を推進してきた。一方、NEORTはオンラインプラットフォーム「neort.io」や馬喰町のギャラリー「NEORT++」を運営し、デジタルアートの流通や表現領域の拡張に取り組んできた。両者の協業による今回のプロジェクトでは、公募で選ばれたデジタルアーティストの映像作品を「TOKYO NODE」のサイネージに展示する。
第1回は「PERFORMED IMAGE」がテーマ
初回となる第1回では「PERFORMED IMAGE」をテーマに最大10点を公募。展示は2025年9月1日から14日まで、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーB2階のサイネージで行われる。選定はNEORTとTOKYO NODE LABが担当し、結果は公式サイトやSNSで発表される。今後も公募と展示は継続し、会場も順次拡大していく予定だ。
東京都プロジェクトに採択
この取り組みは、東京都のスマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」に採択された大日本印刷株式会社(DNP)の支援を受けて実施される。主催者は「デジタルアートと都市、そして人々との新しい関係性を築き、クリエイティブエコシステムを形成していきたい」とコメントしている。
編集:梅木奈実 (関連記事: OpenAIアルトマンCEOが警告 AIバブルはすでに過熱?「イエス」と断言 | 関連記事をもっと読む )
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