第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の閉幕式が8月22日午前10時30分から約40分間、横浜市のパシフィコ横浜で開催された。会議にはアフリカ49カ国が参加し、会期中、石破茂首相は34カ国・国際機関の代表団トップと、岩屋毅外相は30カ国・地域・国際機関の代表と会談を行った。
冒頭、石破首相は挨拶で、参加国が課題解決に向けた革新的な解決策の共創について多くの意見を共有し、日本とアフリカの協力を一層強化するという認識で一致したと強調した。その上で、「TICAD9がアフリカの飛躍的な発展と、日アフリカのより強固なパートナーシップの新たな出発点として記憶されることを期待する」と述べ、人材育成と産業発展に向けた協力の重要性を訴えた。
続いて、TICAD共同主催者として、マフムード・アリ・ユスフAU委員長、クリスティーナ・ドゥアルテ国連事務総長特別顧問(アフリカ担当)、徐浩良国連事務次長兼UNDP事務局長代行、マフタール・ディオップIFC専務理事(世界銀行総裁代理)がそれぞれ発言した。閉幕の辞は、アフリカ連合(AU)議長を務めるアンゴラのジョアン・ローレンソ大統領が述べた。
会議の成果として「TICAD9横浜宣言2025」が採択された。
編集:柄澤南 (関連記事: 米軍艦情報を中国に売却 25歳華裔水兵にスパイ容疑 終身刑の可能性も | 関連記事をもっと読む )
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