トップ ニュース 日本の重鎮議員が相次ぎ訪台 李逸洋駐日代表「日台で民主主義を守る意思の表れ」
日本の重鎮議員が相次ぎ訪台 李逸洋駐日代表「日台で民主主義を守る意思の表れ」 日本の河野太郎元外相率いる国会議員団が24日訪台し、卓栄泰行政院長や林佳龍外交部長と会談、インド太平洋地域の平和維持やAI・防災分野における日台協力の深化で一致した。(写真/行政院提供)
日本の有力国会議員が相次いで台湾を訪問していることについて、駐日代表の李逸洋氏は25日、自身のフェイスブックで、地域情勢が高度に緊張し、台湾海峡の安全保障が注目される中、日本の国会議員が実際の行動で台湾を訪れていることは、台湾への揺るぎない支持を示すものであり、圧力の下でも日台関係が深化し続けている重要な意味を持つと指摘した。
李氏によると、河野太郎、萩生田光一、鈴木馨祐、滝波宏文ら複数の日本の重鎮議員が、最近それぞれ訪問団を率いて台湾を訪問した。訪問団の多くは、過去に閣僚や政府の要職を務めた経験を持ち、政治的影響力の大きい人物で構成されているという。
李氏は、これら一連の訪台が、高市早苗首相が国会で「台湾有事」が日本の「存立危機事態」に該当し得るとの認識を示した直後に行われた点に言及した。その後、中国は日本に対し、経済、外交、軍事、サイバー空間など多方面にわたる複合的な圧力を強めているが、そのような状況下でも日本の国会議員が訪台を選択した意義は極めて大きいと強調した。
李氏は投稿の中で、「これは、中国による威嚇や圧力を恐れず、台湾と日本が民主主義と自由、そして地域の平和と安定を守るために肩を並べて努力していくという意思を、具体的な行動で示したものだ」と述べ、中国からの圧力が強まるほど、日台間の結び付きはむしろ一層強固になっていると指摘した。
さらに李氏は、台湾の駐日代表処が今年支援・調整した日本国会議員の訪台人数は、当初の年間計画を53%以上上回っていると明らかにし、中国の挑発や威圧を背景に、日台関係が大きく前進していることを示すものだと評価した。
李氏はまた、日頃から日本の参議院・衆議院議員との交流の中で、積極的に台湾訪問を呼びかけていると述べ、訪台経験を重ねている友台議員であれ、長年台湾を訪れていなかった議員であれ、「実際に訪問が実現すれば、日台友好にとって必ずプラスになる」との認識を示した。
最後に李氏は、賴清德総統および蕭美琴副総統が、最近相次いで日本の訪問団と面会していることに触れ、社会各界に対し、日台交流と協力への継続的な支持を呼びかけた上で、「台湾のためにも、日本のためにも、共に応援していこう」と訴えた。
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