トップ ニュース 「中央アジア＋日本」対話（CA+JAD）首脳会合にて、3カ国・7機関と教育DXに関する覚書を締結
「中央アジア＋日本」対話（CA+JAD）首脳会合にて、3カ国・7機関と教育DXに関する覚書を締結 株式会社デジタル・ナレッジは、「中央アジア＋日本」対話（CA+JAD）に関連するビジネスフォーラムで、中央アジア3カ国7機関と教育DXに関する覚書を締結した。（写真/株式会社デジタル・ナレッジ提供）
eラーニング専門ソリューションを展開するデジタル・ナレッジ は、2025年12月19日および20日に開催された「中央アジア＋日本」対話（CA+JAD）・首脳会合にあわせて行われた「中央アジア＋日本」ビジネスフォーラムにおいて、ウズベキスタン、キルギス、カザフスタンの政府機関および教育機関など計7機関と、デジタル技術を活用した日本型教育の展開に関する覚書（MOU）を締結した。
本覚書は、中央アジア5カ国の大統領および高市早苗内閣総理大臣の臨席のもと開催された同ビジネスフォーラム内で発表されたもので、デジタル分野における高度人材育成を目的とした国際的な教育連携の枠組みとなる。
急速な経済発展が進む中央アジア諸国では、デジタル技術を活用した産業高度化と、それを支える人材育成が喫緊の課題となっている。こうした背景のもと、デジタル・ナレッジは、ウズベキスタンで展開してきた「Japan Digital University（JDU）」の運営実績や、日本の高品質な教育コンテンツを活用し、他国での高度人材育成を推進するため、各国政府および教育機関との連携強化で合意した。
今回のMOU締結により、同社の取り組みはウズベキスタンに加え、新たにキルギスおよびカザフスタンへと拡大される。
ウズベキスタンでは、IT-PARK、ナボイ州ハティルチ地区、タシケントのウェブスター大学、カラカルパクスタン共和国保健省およびヌクス市医師会との間で、デジタル技術を活用した日本語教育や高度専門人材育成カリキュラムの共同開発・展開を進める。
キルギスでは、教育科学省、ハイテクパーク、日本人材開発センターと連携し、日本の教育機関と協働した「Kyrgyz Japan Digital University（K-JDU）」モデルの構築および運営を目指す。
カザフスタンでは、国営企業であるNational Information Technologies JSCと、政府機関向けIT教育やEdTech分野での協力を進める。
フォーラム会場には日本企業による展示エリアが設けられ、デジタル・ナレッジも企業ブースを出展した。ブースでは、日本のEdTechソリューションやJDUの取り組みについて各国政府関係者や大学代表者に紹介し、活発な意見交換が行われた。
同社は今後、今回締結した各MOUに基づく具体的な取り組み内容について、順次発表していくとしている。
Japan Digital Universityは、2020年にウズベキスタン・タシケントで開学した正規の私立大学で、日本の提携大学の授業をオンラインで受講しながら、現地キャンパスに通学する教育モデルを採用している。卒業時には日本とウズベキスタン双方の学位取得が可能で、日本語力とITスキルを備えた人材を日本企業へ輩出してきた。今回のフォーラムを通じ、同モデルを中央アジア各国へ展開し、高度人材育成の拠点として機能させることを目指す。
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