年末のホリデーシーズンを迎え、ChatGPTがひそかに期間限定の「ホリデービデオ」を用意していたことが明らかになった。最近、一部のユーザーの間で、チャット欄に「🎁」のプレゼントボックスの絵文字を入力すると、Soraによって生成されたクリスマス仕様の動画が起動し、サンタクロースが「直接プレゼントを届けてくれる」演出が表示されることが確認された。
この隠し機能は公式に告知されたアップデートではなく、SNS上のヒントをもとにユーザーが実際に検証したことで発見されたもので、ネット上では大きな話題となっている。
サプライズのヒントはすでに示されていた
このクリスマス・ホリデービデオの手がかりは、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン(Sam Altman)氏が発端とされている。アルトマン氏は先日、X(旧Twitter)に「ここに小さなヒントがある🎁」とだけ投稿し、詳細には触れなかった。
しかし、この投稿がChatGPTの期間限定サプライズを示唆しているのではないかとの見方が広がり、ユーザーによる実測の結果、「🎁」の絵文字がホリデービデオを起動させるトリガーであることが正式に確認された。
Soraが生成するクリスマスビデオ
ユーザーがChatGPTの入力欄に「🎁」を送信すると、画面上にSoraの動画生成インターフェースが表示され、サンタクロースがプレゼントを届ける短いクリスマス動画が再生される。
画面下部には「自撮りを選択」と「自撮りを撮る」の2つの選択肢が表示され、前者では端末内に保存されている写真をアップロードでき、後者ではその場でカメラが起動し撮影が可能となっている。
実際に検証したところ、人物写真ではなくペットの写真をアップロードした場合でも、Soraは自動的に人物キャラクターを生成し、ペットと一緒にソファに座ってプレゼントを受け取るシーンを作り出した。動画にはフルアニメーションが含まれ、さらにサンタクロースが音声付きでユーザーのGoogleアカウント名を読み上げる演出もあり、体験したユーザーからは「儀式感がすごい」と驚きの声が上がっている。
無料版でも体験可能、ただし回数制限あり
ChatGPTの無料版でもこのクリスマス動画は体験可能で、生成には数分程度を要する。ただし、このホリデービデオは無制限に利用できるものではなく、2回目の生成を試みると、明確な制限メッセージが表示される。その際のシステムの返答は以下の通りだ。
「申し訳ありませんが、現在はお一人につき動画は1本のみとなっており、今はもう1本作成することができません 🙏現在、アクセスが非常に集中しているためです。今後さらに動画を作成したい場合は、Soraアプリをダウンロードしていただくと、より多くの動画生成をお楽しみいただけます。」
この案内からも、Soraアプリが複数バリエーションの動画生成を担う主軸であり、ChatGPT内のクリスマス動画はあくまで期間限定の体験版的な位置づけであることがうかがえる。
ChatGPT「クリスマス・ホリデービデオ」体験手順まとめ
実際の操作をもとに、体験の流れを以下に整理する。
- ChatGPTのチャット欄に「🎁」の絵文字を入力
- SoraのAI動画生成画面が表示される
- 「自撮り」を選択、または人物・ペットの写真をアップロード
- 生成完了後、サンタクロースが登場するプレゼント動画が再生される
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版X:@stormmedia_jp
(関連記事:
GPT-5.2登場!インスタント/シンキング/プロの3種類、年齢検知と成人モードの違いは?
|
関連記事をもっと読む
)
編集:梅木奈実

















































