日本橋室町一丁目で工事仮囲いを彩るアート企画「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」第3弾がスタート

日本橋室町一丁目の再開発工事用仮囲いを舞台に、街の伝統と未来を表現したアート作品を掲出する「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」第3弾が始動しました。(写真/三井不動産株式会社提供)
日本橋室町一丁目の再開発工事用仮囲いを舞台に、街の伝統と未来を表現したアート作品を掲出する「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」第3弾が始動しました。(写真/三井不動産株式会社提供)

再開発工事の仮囲いをアート作品で彩る

三井不動産株式会社と一般社団法人日本橋リバーウォークエリアマネジメントは12月16日、日本橋川沿いの再開発エリアにおける回遊と賑わいの創出を目的としたアートプロジェクト「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」の第3弾を開始したと発表しました。

今回は東京都中央区の「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」における解体工事用仮囲いを活用し、2025年12月14日から2026年11月(予定)までの期間、街の魅力を発信するアート作品を掲出します。

本プロジェクトは、日本橋川沿いの5つの再開発区域とその周辺一帯を「日本橋リバーウォーク」と位置づけ、工事期間中でも街に彩りと賑わいをもたらすことを目的に実施されているものです。

第3弾となる今回は、グラフィックデザイナーの木住野彰悟氏による作品「Bridging Tradition and the Future」が採用されました。この作品は、日本橋の地域商店から着想を得た様々なモチーフを用い、屏風絵を思わせる構図で描かれたビジュアルアートです。街が受け継いできた伝統の深みと、未来へと進化し続ける姿を同時に表現しており、仮囲いの内側で進む新しい街づくりへの期待感を高めるデザインとなっています。

主催する一般社団法人日本橋リバーウォークエリアマネジメントは、2025年4月に発足した組織で、日本橋リバーウォーク内での一体感ある街づくりを推進しています。本企画では、エリア内の各再開発地区の仮囲いをアートで巡る楽しさを提供することで、来街者に地域の魅力を再発見してもらうことを目指しています。

作品内には通り沿いの商店に関連したモチーフがデザインされており、今後は街歩きを楽しめる施策として、これらのモチーフを使用したステッカーの配布も順次実施される予定です。

「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」は、すでに第1弾として「日本橋一丁目中地区」(ナカミツキ氏作)、第2弾として「八重洲一丁目北地区」(東山詩織氏作)でも展開されており、今回の室町一丁目地区での掲出により、エリア全体でのアート回遊性がさらに高まることが期待されます。三井不動産および同法人は、今後も大規模工事期間中における街の賑わい創出を通じて、魅力ある日本橋の街づくりを一層推進していく方針です。

編集:小田菜々香 

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