【特集記事】日本橋一丁目中地区第一種市街地、再開発事業 アジア初「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」も誕生へ

三井不動産とヒルトンが連携し、日本橋に超高層ラグジュアリーレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」を開発。日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)(参考写真:三井不動産)
三井不動産とヒルトンが連携し、日本橋に超高層ラグジュアリーレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」を開発。日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)(参考写真:三井不動産)

三井不動産レジデンシャル株式会社とヒルトンは、ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」の名を冠したアジア太平洋地域初のレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」に関する契約を締結した。本レジデンスは「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の一環として建設され、2027年秋に入居開始を予定している。

三井不動産レジデンシャルとヒルトンが、アジア初の「ウォルドーフ・アストリア」ブランドレジデンスを日本橋に2027年秋開業へ;外観イメージパース(日本橋川から)。三井不動産
三井不動産レジデンシャルとヒルトンが、アジア初の「ウォルドーフ・アストリア」ブランドレジデンスを日本橋に2027年秋開業へ。外観イメージパース(日本橋川から)(参考写真:三井不動産)

「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」は、本事業のメインタワーである地上52階・地下5階、高さ約284メートルの超高層棟の最高層48階~51階部分に誕生する賃貸レジデンス。全71戸を備え、専有面積は約60㎡から約430㎡まで幅広く揃う。

三井不動産レジデンシャルとヒルトンが、アジア初の「ウォルドーフ・アストリア」ブランドレジデンスを日本橋に2027年秋開業へ;鳥瞰パース(夜景)。三井不動産
三井不動産レジデンシャルとヒルトンが、アジア初の「ウォルドーフ・アストリア」ブランドレジデンスを日本橋に2027年秋開業へ。鳥瞰パース(夜景)(参考写真:三井不動産)

50階には地上約250メートルの高さから都心を一望できるテラス付きロビーラウンジやキッチン付きパーティールームが設置される。3947階に開業予定の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」と連携することで居住者は、ポーターサービス、ルームサービス、ケータリングなどのサービスを受けることが可能。専用エレベーターによりホテルフロアに直接アクセスできる仕組みも導入される。

三井不動産レジデンシャルとヒルトンが、アジア初の「ウォルドーフ・アストリア」ブランドレジデンスを日本橋に2027年秋開業へ;外観イメージパース(中央通り北西方向から)。三井不動産
三井不動産レジデンシャルとヒルトンが、アジア初の「ウォルドーフ・アストリア」ブランドレジデンスを日本橋に2027年秋開業へ。外観イメージパース(中央通り北西方向から)。(参考写真:三井不動産)

一方、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は2027年秋に開業予定で、全197室の客室を備え、3つのレストラン、ブランドの象徴である「ピーコック・アレー」、スパやフィットネス、宴会場、チャペルを併設する予定。レジデンスとホテルが一体となり、国内外の富裕層に向けた世界水準のラグジュアリーなライフスタイルを提供する計画だ。

三井不動産とヒルトンが連携し、日本橋に超高層ラグジュアリーレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」を開発;商業施設1階イメージパース。三井不動産
三井不動産とヒルトンが連携し、日本橋に超高層ラグジュアリーレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」を開発。商業施設1階イメージパース。(参考写真:三井不動産)

これと並行して進められる「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、2021126日に着工した。施行者は日本橋一丁目中地区市街地再開発組合で、三井不動産野村不動産が参加組合員として参画している。開発総面積380,300に及び、オフィス、商業、ホテル、住宅、MICE、ビジネス支援施設など多様な機能を統合する大規模複合開発である。全体竣工は20269月末を予定している。 (関連記事: 大谷翔平から子どもたちへーー手紙とおむすびの贈り物 ファミマ「スマイルおむすびプロジェクト」で笑顔広がる 関連記事をもっと読む

三井不動産とヒルトンが日本橋で最高級ブランド「ウォルドーフ・アストリア」の住宅事業を始動;中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)。三井不動産
三井不動産とヒルトンが日本橋で最高級ブランド「ウォルドーフ・アストリア」の住宅事業を始動。中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)(参考写真:三井不動産)

街区はABC3つに分かれて整備される。C街区は本事業の中心で、地上52階、地下5階、高さ約284メートル、延床面積約368,700㎡に及ぶ超高層棟が建設される。大規模オフィスや商業施設に加え、ヒルトン運の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」、71戸の賃貸レジデンス、さらに最大3,000人を収容可能なMICE施設が整備される。商業ゾーンは地下1階から地上4階に広がり、隣接するD街区(COREDO日本橋)とも接続され、エリア全体の回遊性を高める。

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