台湾・宜蘭県の人気観光ランキング発表:清水温泉や太平山を抑え、92万人を魅了した注目スポットとは

2025-10-11 11:24
交通部観光署の統計によると、宜蘭県で今年1月から7月までに最も人気のあった観光スポットのトップ3は、大里外澳遊憩区、国立伝統芸術センター、武荖坑風景区であった。(イメージ写真/unsplashより)
交通部観光署の統計によると、宜蘭県で今年1月から7月までに最も人気のあった観光スポットのトップ3は、大里外澳遊憩区、国立伝統芸術センター、武荖坑風景区であった。(イメージ写真/unsplashより)
目次

台湾北東部・宜蘭は山と海が織りなす自然景観に恵まれ、穏やかな雰囲気を持つ地域だ。雄大な太平洋沿岸や蘭陽平原の稲穂の景色、温泉なども楽しめるだけでなく、羅東夜市をはじめ、多くの自然景観スポットを訪れることができる。交通部観光署の統計によれば、今年1月から7月までの宜蘭の人気観光地トップ3は、大里外澳遊憩区、国立伝統芸術センター、そして武荖坑風景区であった。

宜蘭県2025年1月~7月観光地訪問者数ランキング

第10位:五峰旗風景区、11万6000人

第9位:冬山河生態グリーンボート、14万2000人

第8位:太平山国家森林レクリエーションエリア、21万7000人

第7位:宜蘭浜海遊憩区、26万5000人

第6位:蘭陽博物館エリア、33万8000人

第5位:冬山河親水公園、34万人

第4位:清水地熱公園、39万2000人

第3位:武荖坑風景区、39万4000人

第2位:国立伝統芸術センター、59万6000人

第1位:大里外澳遊憩区、92万7000人

宜蘭最強スポット:大里外澳遊憩区

大里外澳遊憩区は宜蘭頭城に位置する海岸スポットで、黄金色の砂浜と美しい海景色を誇る。龜山島を望みながら、サーフィンやパラグライダーを楽しむことができる。園内には外澳サービスエリアや九号カフェ外澳館があり、飲食や休憩、シャワー施設、子ども用遊具も備えている。親子連れやアクティブ派に人気のスポットだ。Googleレビューでは4.4星を獲得しており、「晴れた日の海と龜山島の景色は絶景」「パラグライダーも楽しめ、光景が特徴的」「生涯に一度は訪れるべき」との声が寄せられている。

宜蘭最強スポット:国立伝統芸術センター

国立伝統芸術センターは宜蘭県五結郷、冬山河沿いに位置する台湾伝統芸術文化の拠点だ。園内は20世紀30~40年代の台湾民間街を再現しており、伝統工芸のDIY体験や民俗サーカス、伝統音楽の鑑賞が可能だ。船で河川景観を楽しむこともでき、文昌祠や黃舉人宅などの歴史建築も訪問できる。Googleレビューでは「親子連れに最適で伝統と創意が融合」「ホテルとの異業種連携で施設内商品も独特で素晴らしい」「展示プログラムも充実で一日中楽しめる」と高評価を得ている。

宜蘭最強景点推荐:国立伝統芸術センター。(図/交通部観光署より)
宜蘭最強スポット:国立伝統芸術センター。(写真/交通部観光署提供)

宜蘭最強スポット:冬山河親水公園

冬山河親水公園は地元住民にとって重要な憩いの場で、園内には自然景観を模した設計や蘭陽地域の特色を取り入れている。水上ステージや龜山島を模した海上景観も楽しめる。また、端午節のドラゴンボートレースや国際こども遊びフェスティバルも毎年開催され、観光客にも人気だ。Googleレビューには「30周年フェスティバルは素晴らしかった」「親水公園でのんびり過ごせる休日のリラックススポット」「夏季の親水施設は子どもが遊ぶのに最適」との声がある。

宜蘭最強景点推荐:冬山河親水公園。(図/交通部観光署より)
宜蘭最強スポット:冬山河親水公園。(写真/交通部観光署提供)

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編集:田中佳奈 

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