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第26回東京フィルメックス、オープニング&クロージング作品を発表 第26回東京フィルメックスは、ヴェネツィアやベルリンで高く評価された話題作をオープニングとクロージングに迎え、香港ニューウェーブ修復上映など多彩なプログラムを発表した。(画像/東京フィルメックス事務局提供)
アジア映画の最前線を紹介する第26回東京フィルメックス(2025年11月21日~30日、有楽町朝日ホールとヒューマントラストシネマ有楽町)が、オープニングとクロージングを飾る作品を発表した。今年もプレイベントや若手育成プログラム「Talents Tokyo」を含む充実の内容で開催される。
第26回東京フィルメックスは、ヴェネツィアやベルリンで高く評価された話題作をオープニングとクロージングに迎え、香港ニューウェーブ修復上映など多彩なプログラムを発表した。(画像/東京フィルメックス事務局提供) オープニングを飾るのは、中国の蔡尚君(ツァイ・シャンジュン)監督による『太陽は我らの上に』。2011年の『人山人海』や2017年の『氷の下』に続く長編第4作で、今年9月のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映され、主演の辛芷蕾(シン・ジーレイ)が最優秀女優賞を受賞した注目作だ。刑務所から出た男と、かつての恋人との再会を描き、愛憎と贖罪の不可能性をめぐる物語が重厚に展開する。
クロージングは霍猛(フオ・モン)監督の『大地に生きる』。1991年の中国農村を舞台に、出稼ぎに出た両親と離れて暮らす少年の視点から急速に変化する社会を描く。日常の営みを通して世代を超えた葛藤を浮き彫りにし、今年2月のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した話題作だ。
プレイベント:香港ニューウェーブ修復作品上映 本祭に先立ち、11月14日から18日にかけてプレイベントがヒューマントラストシネマ有楽町で開催される。香港M+美術館が修復した「香港ニューウェーブ」の重要作3本――唐書璇監督『董夫人』、翁維銓監督『行規』、譚家明監督『愛殺』が一挙上映され、香港映画史を彩る名作群を再評価する機会となる。
チケット情報と特典 チケットは11月6日正午より販売開始。有楽町朝日ホールのチケットはオンライン限定、ヒューマントラストシネマ有楽町では窓口販売も行われる。新たに「U-30割」が導入され、29歳以下は1,200円から鑑賞可能となるなど若い世代への支援も拡充されている。
また、ベルリン国際映画祭の「ベルリナーレ・タレンツ」と連携する「Talents Tokyo 2025」が11月24日から30日に開催。新進気鋭の映画人が参加し、国際的な映画文化交流を推進する場となる。
第26回東京フィルメックスは、アジア映画の新潮流を紹介する場として、オープニングからクロージングまで濃密なプログラムを用意。映画芸術の多様な可能性に触れられる10日間となりそうだ。
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