SSFF & ASIA 2025、AI映画の未来とブランデッドムービー10周年を発信

SSFF & ASIA 2025は、AI映画の未来をめぐる国際会議と「BRANDED SHORTS」10周年記念プロジェクトを通じて、多様化する映像表現の最前線を発信した。
SSFF & ASIA 2025は、AI映画の未来をめぐる国際会議と「BRANDED SHORTS」10周年記念プロジェクトを通じて、多様化する映像表現の最前線を発信した。
目次

国際会議と新プロジェクト「THINK by BRANDED」で映像表現の可能性を探る

米国アカデミー賞®公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」は、2025年秋の上映イベントに合わせ、二つの大規模企画を発表した。一つは生成AIをテーマとする国際会議、もう一つはブランデッドムービーの新たな展開である。

SSFF & ASIA 2025は、AI映画の未来をめぐる国際会議と「BRANDED SHORTS」10周年記念プロジェクトを通じて、多様化する映像表現の最前線を発信した。
SSFF & ASIA 2025は、AI映画の未来をめぐる国際会議と「BRANDED SHORTS」10周年記念プロジェクトを通じて、多様化する映像表現の最前線を発信した。

AIと映画の未来をめぐる国際会議

10月22日から始まる「秋の上映会」では、AI映像制作をテーマにした国際会議「The Future of Filmmaking with AI: Exploring Creativity, Collaboration, and Ethics」が開催される。10月26日(日)、赤坂インターシティ・コンファレンスを会場に、米ワーナー・ブラザース元戦略顧問のダグラス・モンゴメリー氏、韓国・富川国際ファンタスティック映画祭ディレクターのシン・チョル氏、ドイツの映画監督マルセル・バルゾッティ氏、日本の映画監督・串田壮史氏ら、世界各国の第一線で活躍する10名のパネリストが登壇する予定だ。

また、ドイツのバルゾッティ監督による35分のSF短編『IMPERIA』や、セネガルのラッパーDip Doundou Guissによる全編AI生成作品『Thiaroye 44』のアジア初上映も決定。AIによる映画制作の最前線を体感できる機会となる。近年、SSFF & ASIAには年間約5,000本の作品が寄せられるが、AIを活用した応募作は275本に達しており、映画祭側は「世界の映画制作と映画祭がAIとの向き合い方を真剣に模索する段階に入った」とコメントしている。

BRANDED SHORTS 10周年、「THINK by BRANDED」始動

一方、2015年に始まった企業・自治体によるブランデッドムービーの祭典「BRANDED SHORTS」は、今年で10周年を迎えた。これを記念し、日鉄興和不動産との連携のもと、年間全5回のセミナー&ワークショップ「THINK by BRANDED」プロジェクトが立ち上げられた。9月30日には赤坂インターシティで発表イベントが行われ、SSFF & ASIA代表の別所哲也氏、ビジネス映像メディア「PIVOT」プロデューサーの国山ハセン氏、日鉄興和不動産の髙島一朗氏が登壇した。

東京・赤坂インターシティにて発表イベントが行われ、SSFF & ASIA代表の別所哲也氏、映像メディアPIVOTのプロデューサーである国山ハセン氏、そして日鉄興和不動産株式会社都市事業本部エリアマネジメント部の髙島一朗氏が登壇した。 (関連記事: 【SSFF & ASIA 2025】観客を魅了した短編映画は?各賞受賞作品を発表 関連記事をもっと読む

「THINK by BRANDED」は年間5回にわたるセミナー&ワークショップシリーズとして展開される。髙島氏は「考え続けることを会社のブランディングとしている」と自社作品『I THINK』を紹介し、参加者と共に企業メッセージを映像でどう伝えていくか研究していきたいと語った。国山氏は「広告臭のある映像はユーザーから嫌われるが、ブランデッドムービーは思いを深く伝えられる」と指摘し、別所氏も「一緒に考える仲間づくりをしていきたい」と期待を述べた。

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