「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」が、11月15日(土)と16日(日)の2日間、東京ドームでナイトゲームとして開催予定だ。主催は一般社団法人日本野球機構と株式会社NPBエンタープライズ、特別協賛はRAXUSが務める。両試合の開始時間は現在調整中だが、翌年3月に開幕する「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」の前哨戦として注目されている。

開催は4月17日に発表され、日本野球機構の榊原定征コミッショナー、侍ジャパントップチームの井端弘和監督、韓国野球委員会のホ・グヨンコミッショナー、韓国代表のリュ・ジヒョン監督が記者会見に登壇し、それぞれ意義や意気込みを語った。榊原コミッショナーは「アジア野球のレベルの高さを世界に発信して欲しい」とコメント。井端監督は「ピッチクロック導入などWBC準拠ルールを経験できることは大きい」と強調しつつ、「強化試合とはいえ勝ちにこだわりたい」と意欲を示した。韓国のリュ・ジヒョン監督も「東京ドームで初采配できることに胸が高鳴る」と語り、侍ジャパンを「緻密でパワーを兼ね備えた強敵」と評した。
チケットは9月5日から8日まで先行抽選受付が行われ、9月12日から一般販売が開始。東京ドーム22ゲート前チケットカウンターでも販売されている。また、株式会社Tixplusは8月20日に公式リセールサービスの導入を発表し、10月15日正午から「チケプラTrade」によるリセールが可能。観戦できなくなったファンと観戦希望者を定価でつなぐ仕組みで、試合日の4日前まで取引が可能。不正転売防止と安心安全な流通を目指した取り組みとして注目される。
さらに、Amazon Prime Videoは9月16日に両試合の独占ライブ配信を発表。15日は18時、16日は18時30分から配信開始予定で、全国のファンが視聴可能となる。現地観戦とオンライン視聴を組み合わせ、WBCを前にした日韓の強豪対決が大きな関心を集めそうだ。
編集:佐野華美
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