東京ゲームショウ2025(TGS2025)の公式インディーイベント「センス・オブ・ワンダー ナイト 2025(SOWN2025)」において、台湾チーム「文字遊戯」による作品《Word Game》がBest Game Design Award(ベストゲームデザイン賞) を受賞した。独創的なゲーム性が高く評価され、台湾インディーゲームの存在感を示した。また、本作は人気動画クリエイター・ポッキー氏が選出する「ポッキー賞」にも選ばれ、二重の栄誉を獲得した。
――日本の《ダレカレ》がグランプリに輝く
今年の最高賞にあたるAudience Award Grand Prix は、日本のTearyHand Studioが手がけた《ダレカレ》が受賞。同作はさらにBest Arts Award とBest Presentation Award も獲得し、三冠を達成した。Audience Award Semi-Grand Prix は日本の《ニアピンGO》が受賞。ほかにも、日本の《BBアドベンチャー》(やまむーゲームス)がBest Technological Game Award、ドイツのNon-Virtual Reality Gamesによる同名作品《Non-Virtual Reality Games》がBest Experimental Game Award を受賞した。
主催の一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)によると、Grand Prix受賞者には賞金3,000米ドル、各部門賞受賞者にはそれぞれ500米ドルが授与された。今年は8組のファイナリストが登壇し、産学の専門家による審査を経て各賞が決定された。
主催する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA、会長・辻本春弘)によると、グランプリ受賞者には賞金3,000米ドル、各部門賞の受賞者には500米ドルが贈られた。今年は世界各国から選ばれた8組のファイナリストがプレゼンテーションを行い、審査の結果が決定した。
審査委員には、審査委員長を務めたゲームジャーナリストの新清士氏をはじめ、吉田修平氏(株式会社yosp)、Juan Gril氏(ゲームクリエイター)、Ramon Nafria氏(Videogame Ninja: Trusiga)、高橋建滋氏(NPO法人オキュフェス)、駒形一憲氏(アウリン取締役)、片山裕貴氏(講談社ゲームラボ)、シン・ジュヒョン氏(立命館大学)、大貫真史氏(カラッパゲームス代表)、そして動画クリエイターのポッキー氏らが名を連ねた。
また、人気動画クリエイターのポッキー氏がゲーム実況者の視点から「プレーしたい」と選んだポッキー賞 には、《Parking Together!》《Word Game》《幽限会社わらし不動産》の3作品が選出された。受賞作の実況動画は後日、ポッキー氏のYouTubeチャンネルで公開される予定だ。
編集:佐野華美
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