台北駐日経済文化代表処・台湾文化センターは、連続企画「台湾映画上映会2025」の第7弾として、チャン・ツォーチ(張作驥)監督の新作『優雅な邂逅』(原題:優雅的相遇/英題:Intimate Encounter)を10月4日に上映する。上映後にはチャン監督がオンラインで参加し、会場には映画評論家の宇田川幸洋氏が登壇してトークを行う。

本作はパンデミック下を背景に、不完全な人生を抱えた人々の運命が交錯していく様を描いた人間ドラマ。2024年製作で、主演の林政勳が金馬奨の新人俳優賞を受賞した。チャン監督は『最愛の夏』(1999)で東京国際映画祭グランプリを含む三冠に輝き、カンヌ国際映画祭監督週間にも招待されるなど、台湾映画界を代表する名匠として知られる。

上映は10月4日(土)14時開始(13時30分開場)。会場は港区虎ノ門の台湾文化センター。入場無料・事前申込制で、9月24日正午からPeatixにて先着順で受け付け、定員に達し次第締め切る。
「台湾映画上映会2025」は台湾文化センター主催で、台湾社会や文化への理解を深めることを目的にしたシリーズ。今年度は東京に加えて大阪でも展開し、大阪アジアン映画祭との連携企画も実施している。キュレーションは映画監督のリム・カーワイ氏が担当し、全8作品はいずれも日本初上映となる。