台湾東部は台風18号(ラガサ)の直撃を受け、花蓮県の山間部で深刻な土石流やせき止め湖の越流被害が発生した。住宅や道路の損壊が相次ぎ、多数の死傷者が確認されている。この災害を受け、自由民主党総裁選挙の期間中にある小泉進次郎氏と高市早苗氏は25日、それぞれSNS「X」を通じて台湾に対する哀悼と慰問の意を表明した。
小泉進次郎氏「一日も早い生活再建を」
小泉進次郎氏は25日朝、いち早く投稿を行い、台風による甚大な被害に心を痛めていると述べた。
「犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに、御遺族に対し謹んでお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。台湾の皆さんが一刻も早く普段の穏やかな生活を取り戻されることを、心からお祈りします。」と記した。
高市早苗氏「必要な支援を継続」
同日午後には、高市早苗氏もXで哀悼の言葉を発表した。
「このたびの台風18号により台湾東部で甚大な被害が発生したことに、深い悲しみを覚えております。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。一日も早い復旧と、被災された方々の生活の安定が実現されますよう、心からお祈り申し上げます。私たちは、今後も必要な支援や協力を行ってまいります。」と強調した。
自民党総裁選の行方
今回の発信は、日本の次期首相を決める自民党総裁選挙のさなかで行われた。現在、立候補しているのは小林鷹之氏(前経済安全保障担当大臣)、茂木敏充氏(前幹事長)、林芳正氏(官房長官)、高市早苗氏(前経済安全保障担当大臣)、小泉進次郎氏(農林水産大臣)の5名である。新総裁は10月初旬に国会議員と党員による投票で選出され、その後国会で首相に指名される予定だ。
編集:梅木奈実 (関連記事: 台風18号で台湾・花蓮に大規模泥流災害 せき止め湖決壊で9100万トン流出、光復市街水没し5084人避難「津波のようだ」の声 | 関連記事をもっと読む )
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