中央気象署は、本日(25日)から太平洋高気圧の勢力が西へ張り出し、台湾各地は概ね晴れ時々曇りで、気温が明確に上昇すると発表した。最高気温は多くの地域で32~35度、台湾北部の一部では38度に達する可能性がある。この高温は来週水曜(10月1日)まで続く見通しである。
同署は、先日の降雨で山地の地盤が緩んでいるとして、山間部で活動する際は崩落や落石の恐れに十分警戒するよう呼びかけている。
気象専門家の分析:今週から来週にかけて、高温が続く
気象専門家の呉徳榮氏は「氣象推廣基金會」のコラムで、きょうから土曜(27日)にかけては太平洋高気圧の影響で台湾各地は晴れて厳しい暑さとなるため、外出時は日差し対策を強化し、熱中症に警戒すべきだと指摘した。地域別の予想気温は、北部23~38度、中部23~36度、南部22~35度、東部22~35度である。暑さが続く一方、東部および午後の山間部では所により短時間のにわか雨の可能性がある見込みである。
呉氏はまた、日曜から来週水曜(28日~10月1日)にかけても太平洋高気圧の影響が続き、各地は引き続き晴れて厳しい暑さとなり、山地では午後に一時的な雷雨が発生する可能性があると予測した。

台風の動向:台風18号(ラガサ)弱まり遠ざかる 他の2つの台風は脅威が少ない
中央気象署の最新資料によれば、軽度の台風18号(ラガサ)はすでに弱まり、西進を続けて広西を経てベトナム北部に入る見通しであり、台湾への影響はない。
また、現在は軽度の台風が二つ注目される。台風19号(ノグリー)は台湾から相当離れており、脅威とはならない。一方、台風20号(ブアローイ)はフィリピン、海南島南方を通過し、最終的にベトナム北部に到達する進路が見込まれ、いずれも台湾への影響はないとされる。

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編集:柄澤南 (関連記事: 天気予報》台風20号(ブアローイ)、最速で今夜発生か 専門家「今後48時間がカギ」、最新進路予測と日本への影響は? | 関連記事をもっと読む )
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