静岡市は2026年3月8日(日)、市民や全国のランナーが集う「徳川家康公顕彰プロジェクト 静岡マラソン2026」を開催する。参加者のエントリーは2025年10月2日(木)から11月13日(木)まで、ランナー向けポータルサイト「RUNNET」を通じて受け付ける。
大会では従来のフルマラソン(42.195km)、ファンラン(11.6km)に加え、新たに「車いすの部」(約1.6km)と「親子ランの部」(約1.6km)が設けられる。制限時間も前回より1時間延長され6時間となり、幅広い層が参加しやすい環境が整えられた。静岡市は「多様な世代やスタイルのランナーが、それぞれの形で大会を楽しめるようにした」としている。
コースはJR静岡駅近くの市役所前をスタート。南アルプスの山並みや駿河湾の大海原、富士山の雄姿など、変化に富んだ絶景を楽しめるのが特長だ。さらに、徳川家康ゆかりの駿府城公園や静岡浅間神社、久能山東照宮など歴史的スポットも巡るルートとなっており、走る人も応援する人も静岡の魅力を体感できる。
静岡マラソンは高低差が少ないフラットなコースとして知られ、自己記録更新を狙いやすい大会としてランナーから高い評価を得ている。2019年大会ではさらにコース改良が行われ、大会史上最も平坦なルートとなった。沿道からの市民の熱い声援も、参加者にとって大きな魅力だ。
静岡市は「スポーツ・イン・ライフ」を掲げ、ランニングだけでなく観戦やボランティア活動など多様な関わりを通じて、市民が健康で豊かな生活を送れるまちづくりを推進している。大会にあわせ、市内のランニングスポットとして駿府城公園の周回コースや清水港、旧東海道丸子宿周辺も紹介。観光とスポーツを融合させ、地域の活性化につなげる狙いもある。
静岡市の担当者は「富士山や駿河湾といった自然の絶景と、家康公ゆかりの歴史文化が一度に楽しめるのが本大会の特長。多くの方に静岡のまちを走りながら味わってほしい」と参加を呼びかけている。
編集:柄澤南 (関連記事: 静岡市、秋の紅葉スポットとライトアップイベントを発表 | 関連記事をもっと読む )
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