サーモン寿司40周年・サバヌーヴォー5周年を記念し、合計5,000食を無料配布 東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影) 東京スカイツリータウン・ソラマチ4階スカイアリーナで「ノルウェーシーフードフェス2025」が9月19日から21日までの3日間にわたり開催されている。 風傳媒は20日午後に会場を訪れ、 会場ではサーモン寿司や「サバヌーヴォー」の炭火焼などが無料配布される様子、来場者が長蛇の列をつくる盛況 な光景を取材した。
サーモン寿司40周年、節目の年を祝う 今年で3回目となる同フェスのテーマは「セレブレーション」。1980年代、ノルウェーが世界で初めて「生で安全に食べられるサーモン」を実現し、 国家プロジェクト「プロジェクトジャパン」を通じて 日本市場に導入してから40周年を迎えた。サーモン寿司はその流れの中で誕生し、日本の寿司文化に定着した存在である。節目の今年は、会場で初めてサーモン寿司が無料配布され、多くの来場者がその味を楽しんだ。
東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影)
サバヌーヴォー5周年、旬の味を提供 東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影) 一方、長年日本市場を支えてきたノルウェーサバは、現在日本で流通するサバの約半数を占める。特に秋に漁獲されるサバは脂が霜降り状にのり、厳格な品質検査を経て日本に届けられる。2021年にはJALグループとの連携により、一度も冷凍せずに生の状態で空輸される「サバヌーヴォー」が初上陸し、今年で5周年を迎えた。 会場では寿司や炭火焼が無料で振る舞われ、訪れた人々が旬の味を堪能した。
東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影)
11店舗が集結、多彩なサーモン・サバ料理 会場には11の人気店が出店した。 サバ料理では、「EL TRAGÓN」のサバパエリア、「食堂新」の鯖カツ、「麵場voyage」のサバヌーヴォー潮そば、「若廣」の鯖カツプレッツェルバーガー、「骨取り魚の飯田商店」の鯖混ぜご飯が提供された。 サーモン料理では、「ØL La Cabina」のサーモンタコス、「salmon atelier Hus」のサーモンステーキ、「salmon noodle 3.0」の限定サーモンラーメン、「レストラン リラ・ダーラナ」のホットスモークサーモンのオープンサンドなど、多彩なメニューが並んだ。
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若廣、焼きサバ寿司の魅力を語る 東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影) 風傳媒の取材に応じた「若廣」(福井県本社)の担当者は、今年のフェスで提供する鯖カツプレッツェルバーガーについて「脂ののったノルウェーサバをカツにしてパンに挟み、食べやすく仕上げています」と紹介した。さらに「本社は福井で、焼きサバ寿司が看板商品。東京駅や日暮里駅の店舗をはじめ、全国の百貨店で販売しています」と説明。看板商品の焼きサバ寿司は全国の百貨店や駅で販売しており、台湾・台中にも出店して 好評を得ているという。
東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影)
飯田商店、小骨を取った鯖の魅力をアピール 東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影) 「骨取り魚の飯田商店」の担当者も『風傳媒』の取材に応じ、今回のフェスで提供する鯖混ぜご飯について「骨取りのほぐし身を使っているので、小さなお子様からお年寄りまで安心して召し上がれます」と語った。
ただし鯖混ぜご飯は今回のイベント限定で、同社の通常商品ではないという。同社は明治時代から続く老舗で、千葉県銚子の豊かな漁場を拠点としてきた。これまで主にスーパーへの卸売を行ってきたが、近年は楽天市場などを通じたネット販売に力を入れており、人気を集めている。また「台湾の展示会にも出展し、黄色いパッケージの商品が現地でも人気を集めました」と語り、台湾市場にも手応えを示した。
東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影)
無料配布5,000食、人気の高さを証明 東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影) 無料配布は 「サバヌーヴォー」 炭火焼2,000食、寿司1,200食、サーモンBBQ800食、サーモン寿司1,000食の合計5,000食。いずれもなくなり次第終了となり、朝から行列ができるほどの盛況だった。主催者によれば、昨年は4日間で約7万4,000人が来場しており、今年も大勢の来場者が秋の味覚を満喫している。
東京ソラマチで開催された「ノルウェーシーフードフェス2025」は、サーモン寿司誕生40周年とサバヌーヴォー5周年を記念し、11店舗が集結。合計5,000食が無料で振る舞われた特別イベントとなった。(写真/黃信維撮影) 開催概要
名称 :ノルウェーシーフードフェス2025
日時 :2025年9月19日(金)~21日(日) ※19日は13:00~20:00、20日・21日は11:00~20:00
会場 :東京ソラマチ4F スカイアリーナ(東京都墨田区押上1丁目1-2)
入場料 :無料
主催 :ノルウェー大使館 水産部