世界31カ国で公演し、延べ1,000万人を動員してきた和太鼓パフォーマンス集団「DRUM TAO」が、2026年春に京都駅前アバンティビル内に専用劇場を開業することが発表された。野村不動産、タオ・エンターテイメント、JTBコミュニケーションデザインの3社が合同会社を設立し、包括的な業務提携を結んだうえで事業を推進する。
約320席、和太鼓サウンドを間近で体感
新劇場は約320席規模で、迫力ある和太鼓の響きと身体表現を間近で楽しめる空間設計が特徴となる。専用劇場ならではのロングラン公演を年間を通じて実施し、日本発のノンバーバル(非言語)エンターテインメントを国内外の観客に届ける。公演はナイトショーとして提供され、展示やバーカウンター、京都の職人やアーティストとのコラボレーションも組み合わせ、夜の京都観光に新しい価値を創出する。
野村不動産・JTBの参画で地域活性化を後押し
野村不動産はグループとして初めてエンターテインメント領域のベニュー事業に参入する。京都に唯一無二の文化拠点を築き、地域活性化や夜間観光の魅力向上を狙う。タオ・エンターテイメントは「旅の中で日本の伝統文化が進化する姿を体感してほしい」と意気込みを語り、地元アーティストとの協業構想も示した。JTBコミュニケーションデザインは訪日外国人へのプロモーションや施設運営を担う。
京都駅前の好立地で発信拠点に
所在地は京都市南区東九条西山王町31のアバンティビル9階で、京都駅八条口からすぐの立地にある。劇場は「感動体験を通じて世界の人々の距離を近づける場」として、次世代に向けた日本の新しいエンターテインメント発信拠点となる。
編集:梅木奈実 (関連記事: 京都先端科学大学で秋季卒業式と入学式 46カ国から323名の留学生が新たな学びを開始 | 関連記事をもっと読む )
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