東日本旅客鉄道(JR東日本)は、山手線が環状運転を開始してから100周年を迎えるのを記念し、「つながる山手線フェス ~環状運転100周年~」を10月4日から11月3日まで開催すると発表した。期間中、山手線各駅や沿線施設で鉄道イベントや地域とのコラボ企画、音楽・アート関連の多彩な催しが行われる。
復刻ラッピング列車や観光列車が登場
注目の企画として、かつて山手線を走行した103系と205系をモチーフにした復刻デザインのラッピングトレイン2編成が運行される。先頭車両には100周年記念のオリジナルヘッドマークが掲出され、側面には記念ロゴが施される予定だ。
また、東京観光列車「東京まるっと山手線」も、環状運転100周年を迎える11月1日に特別運行され、内回り・外回りを合わせて4周走行する。
沿線での特別イベント
沿線では「駅からハイキング」の100周年特別コースが設けられ、参加者は5つのルートを通じて山手線一周を体験できる。そのほか、高輪ゲートウェイ駅などを舞台に工事史を学ぶガイドツアーも実施される。
さらに、バーチャルタレント「KizunaAI」とのコラボ企画「Kanjou Discovery Tour」では、描き下ろしポスターの掲出や限定グッズ販売も行われる。
コラボ企画やデジタル施策も充実
このほか、創業100周年を迎えるシヤチハタやサクラクレパスとのコラボによるスタンプラリーやアート展示、記念オリジナル商品の販売も予定されている。
加えて、俳優・櫻井海音が出演する記念映像や、声優・下野紘による解説動画など、オンラインやSNSを通じた発信も展開される。
JR東日本のコメント
JR東日本は「利用者や地域とのつながりを大切にし、次の100年も魅力ある山手線を目指す」とコメントしている。
編集:梅木奈実 (関連記事: JR東日本×NRI、新会社「地域みらいブレインリンク」設立へ 地域創生とイノベーター支援を加速 | 関連記事をもっと読む )
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