トップ ニュース 日本から台湾への旅行者数が急増 妻夫木聡が語る「第二の故郷」の魅力 
日本から台湾への旅行者数が急増 妻夫木聡が語る「第二の故郷」の魅力 妻夫木聡氏は昨年、台湾観光大使に就任し、131万人超の日本人旅行者を台湾へ呼び込んだ。今年も観光署から再任された。(写真/交通部観光署提供)
多くの日本人にとって、俳優の妻夫木聡氏は国民的スターとして親しまれてきた。その一方で、台湾にとっては観光の魅力を日本へ伝える「アンバサダー」としての顔を持つ。 
昨年、初めて台湾観光のイメージキャラクターを務め話題を呼んだ妻夫木氏は、今年(2025年)も再び観光署から起用され、自らの視点で台湾の魅力を紹介する役割を担う。今回は「台湾の美景紹介」ではなく、自身の体験を交えた「個人的な物語の共有」がテーマとなる。
旅行者数を押し上げた影響力 観光署が昨年彼を起用した際、これほど大きな反響があるとは想定していなかったという。20〜30代の女性層だけでなく、40代以上の世代にも親しみやすさが広く支持された。 
その効果は数字にも表れている。2024年の日本から台湾への訪問者数は131万9000人に達し、前年比42%の増加となった。妻夫木氏は「台湾は日本以外で、私にとって第二の故郷のような存在」と語っており、その言葉は単なるキャッチコピーではなく、繰り返し訪れた実感に基づいたものだ。
台南と高雄で見た台湾の素顔 新たなPR映像の撮影で、妻夫木氏は台湾南部にある台南と高雄を訪問。台南の芸術文化に触れ、高雄の信仰文化に感動し、さらに伝統市場の呼び声や露店の活気にも驚かされたという。 
なかでも記憶に残るのは食文化で、とりわけ多彩なトッピングのかき氷は忘れられない体験だと語る。こうした実感のこもった発言は、観光大使としての「決まり文句」ではなく、旅行者としての率直な愛着を映し出している。
映像からリアルイベントへ広がる発信 観光署はこの新作映像を10月中旬に公開予定と発表した。さらに、妻夫木氏は名古屋で開かれる「日本旅展」に出席し、台湾館で来場者と直接交流する。 
PR戦略は幅広く、関東・関西での体験型イベントやSNSを活用した発信に加え、テレビ・ネット・屋外広告も展開。「台湾」を旅行先としてだけでなく、日常的に触れられる存在として浸透させる狙いだ。
テーマ多彩な観光プロモーション 今年の観光施策はより多角的だ。修学旅行やクルーズ、親子旅行、グルメ体験といったテーマ型観光を打ち出し、「野柳石光・夜訪女王」「千人放天灯」といった大型イベントも企画。日本人旅行者の参加を見込む。 
妻夫木氏は「初めて訪れても、再訪しても、台湾はいつも新しい驚きをくれる」と話す。その言葉通り、彼は単なる観光の案内役ではなく、実体験を通じて日本人旅行者を台湾の物語へと誘う存在となっている。
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