「牙狼〈GARO〉」20周年記念映画「TAIGA」10月17日公開決定 渋谷で記念展「魔戒録」も開催

『牙狼〈GARO〉』20周年を記念し、劇場版『TAIGA』が10月17日に公開され、記念展「魔戒録」も10月3日から渋谷で開催される。(写真/東北新社提供)
『牙狼〈GARO〉』20周年を記念し、劇場版『TAIGA』が10月17日に公開され、記念展「魔戒録」も10月3日から渋谷で開催される。(写真/東北新社提供)

2005年に放送を開始した特撮アクションシリーズ『牙狼〈GARO〉』が、2025年に20周年を迎える。節目を記念して、最新劇場版『牙狼〈GARO〉 TAIGA』が10月17日(金)に全国公開されるほか、記念展覧会『牙狼〈GARO〉20周年 魔戒録』が10月3日(金)から10月26日(日)まで、東京・西武渋谷店モヴィーダ館で開催されることが決まった。

劇場版『牙狼〈GARO〉 TAIGA』は、黄金騎士ガロの称号を受け継いだ若き魔戒騎士・冴島大河を主人公に描く物語。魔獣〈ホラー〉を狩る使命を背負う血統に生まれた大河が、盗まれた魔導具〈羅針盤〉を取り戻す旅に出るなかで、四神の力を宿すパーツと向き合い、騎士としての覚悟を深めていく姿が描かれる。劇中では青龍・朱雀・玄武・白虎といった神獣伝承をモチーフにした設定も盛り込まれ、ファンのみならず新しい観客層にも訴える構成となっている。

監督はシリーズ原作者の雨宮慶太氏が務め、主題歌にはJAM Projectによる「TAIGA〜守りし者よ風の如く〜」が起用される。映像面では、ダークで重厚な世界観、VFXを駆使したバトル、実写ならではの迫力あるアクションなど、シリーズの美学が凝縮されている。

一方、20年の歩みを振り返る記念展『牙狼〈GARO〉20周年 魔戒録』では、歴代作品の名シーンやキャラクターを紹介する展示をはじめ、撮影に使用された黄金騎士ガロのスーツや魔導具、小道具類を公開。さらに雨宮監督の直筆原画や当時の企画書など初公開資料も数多く並び、創作の過程や世界観の舞台裏に触れることができる。

展示内容は会期中に一部入れ替えが予定されており、詳細は後日発表される。入場券の販売や公式サイトの開設も順次案内される見通しだ。

【展覧会概要】

  • 名称:牙狼〈GARO〉20周年 魔戒録
  • 会期:2025年10月3日(金)〜10月26日(日)
  • 会場:西武渋谷店モヴィーダ館6・7階 特設会場(東京都渋谷区宇田川町21-1)
  • 開催時間:11:00〜21:00(最終入場20:30)※開催時間は変更となる場合あり
  • 企画・制作:株式会社エニー、GAMES GLORIOUS
  • 協力:東北新社

20周年を迎える『牙狼〈GARO〉』は、テレビドラマにとどまらず、劇場版、アニメ、スピンオフ、ゲーム、玩具と幅広く展開してきた。独自のアートディレクションと世界観、ハードなVFXアクション、大人向けダークファンタジーとしての完成度は、いまなお高い人気を誇る。

映画と展覧会の二本柱で展開される今回の20周年プロジェクトは、シリーズの歴史を振り返りつつ未来への期待を抱かせる内容となっており、長年のファンはもちろん、初めて『牙狼』に触れる人にとっても見逃せないイベントとなりそうだ。

編集:田中佳奈

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