イースタン・リーグは19日、ジャイアンツタウンスタジアムで行われた「巨人―日本ハム」戦の試合前に2025年度優勝セレモニーを実施した。日本野球機構(NPB)の杵渕和秀イースタン・リーグ統括から巨人の桑田真澄二軍監督へ優勝ペナントとトロフィーが授与され、球場は温かい拍手に包まれた。

巨人は16日の西武戦で勝利し、2年ぶり29度目のリーグ優勝を決めていた。この日の本拠地試合は優勝決定後の初戦となった。来季からNPBファームは3グループ制へ再編されることが決まっており、巨人は「2リーグ制最後の覇者」となった。
チームは10月4日に宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われる「2025年プロ野球ファーム日本選手権」に出場予定で、2016年以来9年ぶり9度目の日本一を懸けて戦う。

また、今季最終カードとなる9月26日からのロッテ3連戦では、来場者全員にリーグ優勝エンブレムステッカーを配布する。28日の試合終了後には最終戦セレモニーが予定され、桑田二軍監督や選手たちが優勝ペナントとトロフィーを手に場内を一周し、ファンへ感謝を伝える。
日本ハム、捕手陣の連打で逆転勝利
一方、同日のイースタン・リーグ第18回戦では、日本ハムが巨人に4―3で逆転勝利を収めた。0―3で迎えた六回2死一、二塁から清水優心捕手が右越えの適時二塁打を放ち2点を返すと、続く与那嶺誠捕手も連続適時二塁打を放って同点に追いついた。
九回には代打の吉田賢吾捕手が勝ち越し打を放ち、試合を決定づけた。先発の高卒ドラフト2位ルーキー藤田琉生投手は三回途中3失点で降板したが、中継ぎ陣6投手が無失点でつなぎ、逆転勝利を呼び込んだ。
編集:梅木奈実 (関連記事: 【東京六大学野球秋季リーグ】明大、15安打10得点で東大に快勝 久野悠斗が700日ぶり復帰登板 大室も無失点好投 | 関連記事をもっと読む )
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