一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA、会長・辻本春弘)は25日、千葉・幕張メッセで「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」を開幕した。出展社数は過去最多の1,136社、小間数は4,157小間に達し、47の国・地域から企業や団体が参加。2024年を大きく上回り、史上最大規模での開催となった。来場者数は25万人を見込んでいる。

開幕に合わせて行われた開会式では、辻本会長が挨拶に立ち、来年の「東京ゲームショウ2026」が初めて5日間の日程で開催されることを発表。9月25日に開幕した「東京ゲームショウ2025」初日の来場者数が52,352人に達したと、主催者が発表した。幕張メッセを会場に開かれている同イベントは28日まで開催され、国内外から多くの来場者を見込んでいる。

さらに、年末に刊行予定の「CESAゲーム産業レポート2025(完全版)」にも言及し、会場を沸かせた。式典には共催の日経BP・井口哲也社長、ソニー・ミュージックソリューションズ・大谷英彦社長も出席した。

TGS2025オフィシャルサポーターの俳優・本郷奏多さんも登壇。「物心がついたときからファミコンをはじめ、ほとんどのハードに触れて日本のゲームの進化を肌で体感してきた世代。今もゲームをよくプレーしているので、最新作に触れられるのがとても楽しみ。このイベントを盛り上げられるよう精一杯頑張りたい」と意気込みを語った。

出展内訳では、国内企業が521社、海外企業が615社でいずれも過去最多。ジャンル別ではインディーゲームコーナーが294社と拡大し、「SELECTED INDIE 80」には80タイトルが選出された。ビジネスミーティングエリアは昨年の116から177に増加、新設の「オールエクセシビリティコーナー」には3社が参加するなど、多様な試みが広がる。AR/VRコーナーは16社、eスポーツコーナーは6社、AIテクノロジーパビリオンは15社と、最新技術領域での存在感も示された。 (関連記事: 独占取材》東京ゲームショウ2025、インディーゲームの新たな潮流 —— Annapurna Interactive初出展で注目作が集結 | 関連記事をもっと読む )

TGS2025は9月25日・26日のビジネスデイ、27日・28日の一般公開日の計4日間開催される。会場は幕張メッセ展示ホール1~11、国際会議場、イベントホールを使用。公式SNSや配信プラットフォームを通じ、世界へ最新情報を発信する。