aespaニンニン、インフルエンザで紅白欠席　事務所は物議のSNS投稿に「意図なかった」と釈明

韓国の4人組多国籍ガールズグループ「aespa（エスパ）」の所属事務所は29日、大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」について、中国人メンバーのNINGNING（ニンニン）さんがインフルエンザ感染のため欠席すると発表した。当日はKARINA、GISELLE、WINTERの3人で出演する。

事務所の日本語版公式サイトによると、NINGNINGさんは体調不良が続いており、医師の診察を受けた結果、インフルエンザへの感染が確認された。「十分な休養と安静が必要」との診断を受け、NHKへの申し入れを経て辞退が決まった。NINGNINGさんは20日に韓国で行われたイベントも体調不良を理由に欠席していた。

また、事務所は同発表の冒頭で、詳細な言及は避けつつも、ネット上で批判が集まっていたNINGNINGさんのSNS投稿について初めて公に触れた。「SNSに投稿した内容について、多くのご指摘をいただきました」とした上で、「この投稿に特定の目的や意図はございませんでしたが、さまざまなご懸念を生じさせるものでした。今後はより細心の注意を払ってまいります」と記し、騒動について事実上の謝罪と釈明を行った。

この「ご指摘」の対象となっているのは、NINGNINGさんが2022年にファン向けアプリに投稿した写真とみられる。原爆投下時の「キノコ雲」を連想させるランプの写真に「かわいいランプを買ったよ」などのコメントが添えられていたことから、ネット上では「歴史的な悲劇を軽視している」などの批判が殺到していた。

11月の紅白出場決定後、オンライン署名サイトでは出場停止を求める活動が急速に拡大し、12月23日時点で署名は14万件以上に達していた。

この問題をめぐっては、政治の場でも取り上げられ、12月2日には参院総務委員会で日本維新の会の議員がNHKに対し、出演判断の妥当性をただしていた。NHK側は今月17日の定例会見で、本人に揶揄（やゆ）する意図がなかったことを所属事務所を通じて確認したと説明。「今年の活躍や世論の支持などを総合的に判断した」として、出場予定に変更はないとの姿勢を崩していなかった。

NHKも29日、公式サイトを通じて「NINGNINGさんを除くメンバー3人で出場することになりました」と報告している。

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編集：梅木奈実 （関連記事： 福山雅治×稲葉浩志、第76回NHK紅白歌合戦で夢の共演！コラボ曲「木星」をテレビ初披露、伝説の夜 ｜ 関連記事をもっと読む ）