トップ ニュース ソフトバンク・城島CBO、徐若熙選手に期待「世界レベルの投手へ」 入団会見で「最高のクリスマスプレゼント」と評価
ソフトバンク・城島CBO、徐若熙選手に期待「世界レベルの投手へ」 入団会見で「最高のクリスマスプレゼント」と評価 ソフトバンクは26日、台湾の剛腕・徐若熙選手の入団会見を行い、城島健司CBOが「世界レベルの投手へ成長してほしい」と大きな期待を示した。（AP通信）
台湾プロ野球・味全ドラゴンズからポスティングシステムを利用し、福岡ソフトバンクホークスへ移籍した投手・徐若熙選手（シュー・ルオシー、25）が26日、台北で入団記者会見を行った。ソフトバンクの最高野球責任者（CBO）である城島健司氏は、「徐若熙選手はチームにとって最高のクリスマスプレゼント」と語り、将来的に世界レベルの投手へと成長することに大きな期待を寄せた。
ソフトバンクは26日、台北で徐若熙選手の入団会見を行い、城島健司CBOに加え、台湾出身のスカウトで元プロ野球選手の李杜軒氏も同席し、その門出を見守った。会見では、城島氏がホークスのユニフォームとキャップを手渡し、徐若熙選手は背番号「18」のユニフォームに袖を通した。18番は日本球界においてエースナンバーとして知られ、城島氏は「歴代の名投手が背負ってきた番号。チーム内でもすぐに18番に決まった」と説明した。
徐若熙選手は今季、最速158キロを記録する速球を武器に活躍し、ポスティング制度を利用して海外挑戦を表明。複数の球団が関心を示す中で、ソフトバンクへの移籍を決断した。契約は3年で、総額は最大4億7200万円規模とされている。
城島氏は「徐若熙選手はすでに素晴らしい投手だが、まだ頂点には達していない。ホークスには世界トップレベルのトレーニング環境と指導陣があり、さらなる成長を後押しできる」と語り、「数年後には日本を代表する投手、そして世界を目指せる存在になってほしい」と期待を込めた。
また、来季については「急がせることはしない」と強調。2026年に予定されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への出場も視野に入れつつ、日本での生活や環境に慣れることを優先し、段階的に起用していく方針を示した。
徐若熙選手は会見で、「18番を背負うことは自分への目標でもあり、プレッシャーでもあるが、それを力に変えて成長したい」と語った。日本での1年目については「まずは健康を保ち、先発投手としてしっかり役割を果たしたい。言葉の壁もあるが、間違ってもいいので積極的に話して、コミュニケーションを取っていきたい」と抱負を述べた。
ソフトバンクを選んだ理由については、「選手の育成やサポート体制が非常に整っている点に魅力を感じた。最終的には自分自身が何を求め、何を必要としているかを伝えることが大事だと思った」と語り、新天地での挑戦に強い意欲を見せた。
球団としては、今季日本一に輝いた勢いを背景に、将来を見据えた投手育成の中核として徐若熙選手を位置づけており、城島氏は「数年後には世界に通用する投手になってくれると信じている」と改めて期待を示した。
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