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日本とメルコスール、「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設 日本とメルコスールは、貿易・投資分野を軸に関係強化を図る「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設した。（写真/AP通信社提供）
貿易・投資を軸に包括的な経済関係強化へ 日本とメルコスール（MERCOSUR）は、「日・メルコスール戦略的パートナーシップ枠組み」を創設した。共同声明によると、双方は、共有する基本的価値に基づく友好関係と、開かれた市場経済へのコミットメントを改めて確認するとともに、互いにとって最も重要な経済パートナーの一つであり、経済関係を深化・多様化させる大きな可能性を有しているとの認識を共有した。
声明では、最近の首脳間会談において強調された相互利益および中長期的目標を踏まえ、日本とメルコスール加盟国が、戦略的パートナーシップを強化するための議論を進めることで合意したことが示された。その目標の下、双方は「日・メルコスール戦略的パートナーシップ枠組み」を創設し、貿易・投資を基盤とする長期的かつ包括的な視点から、戦略的関係をさらに強化し、協力をより高い水準へ引き上げることを目指すとしている。
同枠組みでは、貿易、投資、サプライチェーンの強靱性、デジタル経済、エネルギー転換、グリーン・トランスフォーメーションを含む経済分野に加え、その他の相互関心分野における協力を推進する。
また、同枠組みは、日本とメルコスールの未来志向で信頼に基づく経済関係を一層強化し、貿易・投資の結びつきをさらに発展させるための堅固な基盤を提供すると位置付けられた。双方は、世界の平和、安定、繁栄を促進するため、これらの分野において協力を進めていくことを再確認した。
さらに、日本とメルコスール加盟国は、貿易・投資を含む将来の経済連携に向け、具体的な次のステップを具現化するための意見交換を目的とした議論を進めるなど、枠組みを最も効果的に実施する方法を模索していく考えを示した。
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