トップ ニュース 「OSAKAシネマスケープ2025」10月開幕 大阪中之島美術館で全6回上映
「OSAKAシネマスケープ2025」10月開幕 大阪中之島美術館で全6回上映 第21回大阪アジアン映画祭関連企画「OSAKAシネマスケープ2025」が10月から12月にかけて大阪中之島美術館で全6回開催され、日本初上映を含む21作品を紹介する。(資料写真 大阪アジアン映画祭事務局)
第21回大阪アジアン映画祭(OAFF)の関連企画「OSAKAシネマスケープ2025」が、10月から12月にかけて大阪中之島美術館1階ホールで開催される。文化や人種、性別、世代、経済格差といった多様な社会課題や人間模様をテーマに、いま観るべきアジア(日本を含む)の映画を日本語字幕付きで紹介するもので、6プログラム・21作品が上映される。
初日の10月11日・12日にはプログラムA、Bを実施。『シャングリラに逗留』(中国、リン・イーハン監督)、『オン・ア・ボート』(日本、ヘソ監督)、モンゴル・英国合作の『マウンテン・キャット』(ラグワドォラム・プレブオチル監督、日本初上映)などが並ぶ。続くプログラムBでは、M!LK主演のロードムービー『CYCLE-CYCLE』(日本、金井純一監督)、ブータンの『三年と三月と三日』(デチェン・ロデル監督、日本初上映)、台湾短編『姉ちゃん』(パン・カーイン監督)が上映される。
中国・香港の日本初上映長編や韓国アニメなど21作品 11月にはプログラムCで『パーキングエリアの夜』(日本、村本咲監督)、『燕は南に飛ぶ』(アメリカ・カナダ・中国、リン・モーチ監督)、『二度と一緒にさまよわない』(トルコ・ロシア・ウクライナ、ユージーン・コシン監督)を上映。プログラムDでは韓国インディペンデント・アニメーション協会協力の「花開くコリア・アニメーション傑作選」として〈私の恋〉〈私のヒーロー〉の二部構成で10作品を披露する。
12月には、香港を舞台に都市の変容を記録したドキュメンタリー『十方の地』(ウォン・シウポン監督、日本初上映)、1990年代の実際の事件を基にした中国サスペンス『第八の容疑者』(ジョナサン・リー監督、日本初上映)がそれぞれプログラムE、Fで上映される。
チケットは各プログラムごとに1枚1,000円(22歳以下は「青春22歳きっぷ」で500円、要証明)。オンライン販売サイトteketで順次発売されるほか、当日は会場受付でも開映30分前から販売される。会場は大阪中之島美術館1階ホール(大阪市北区中之島4-3-1)。
多彩なアジア映画が集う本企画は、地域や世代を超えて人々の心をつなぐ文化交流の場となりそうだ。
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