トップ ニュース 株式会社みちのくあかね会 繊細な色合いと温もりを紡ぎ、次世代へ受け継ぐ
株式会社みちのくあかね会 繊細な色合いと温もりを紡ぎ、次世代へ受け継ぐ みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影)
岩手県が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が岩手県から事業を受託して実施する「岩手県プレスツアー」(9月18日~19日)の初日、 記者団は盛岡市に本社を置く株式会社みちのくあかね会を訪問した。同社は、羊毛の染色から糸紡ぎ、織りまでを一貫して行う体制を持ち、マフラーやブランケットなどのホームスパン製品を製造している。現場では沿革や働き方、製品の特長に加え、若手社員諏訪彩佳やベテラン職人谷藤敬子の声を通して、伝統産業の継承と未来への取り組みが紹介された。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影)
戦後未亡人の自立支援から誕生 みちのくあかね会の前身は、1958年に戦争で夫を亡くした女性たちの経済的自立を支援するため設立された「盛岡婦人共同作業所」である。そこで製造されたホームスパン製品を販売するため、1962年に法人化された。設立当時は盛岡市長の意向で「女性による運営」が方針とされ、日本初の女性市議である横田チエ氏が中心となって組織を牽引した。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影) 説明担当者諏訪彩佳は「布団袋を製造する案もあったが、将来性を見据えてホームスパンに決まった。もし布団袋を選んでいれば、まったく別の会社になっていたでしょう」と振り返った。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影)
ホームスパンと製作工程 ホームスパンは英国のスコットランドやアイルランドで農家が羊毛を染め、手紡ぎして織っていた素朴な織物で、1881年ごろ岩手に伝わり、農家の冬の収入源となった。その後、軍服需要の増大から国の奨励産業として根付き、岩手の地場産業として発展した。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影) 記者団は、白い羊毛を染色し、カーディングによって綿のように柔らかくほぐし、糸に紡ぎ、織機で織り上げるまでの工程を視察した。諏訪彩佳は「触ってみてください。雲を紡ぐような柔らかさです」と語り、実際に参加者が羊毛の感触を確かめる場面もあった。製品は軽量で保温性が高く、職人の手で紡がれる糸の柔らかさと、羊毛の多彩な色を組み合わせた繊細な色合いが特長だ。
(関連記事:
震災から生まれた大槌刺し子 女性刺し子職人の手仕事が世界へ羽ばたく
|
関連記事をもっと読む
)
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影)
女性が支える柔軟な働き方 現在も女性が中心に運営しており、フルタイムだけでなくパートタイムや出来高制など多様な働き方を導入している。諏訪彩佳は「子育てや体力に合わせ、無理なく働けるよう配慮してきました」と語り、家庭と両立できる環境を強調した。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影) 2022年には創立60周年を迎え、老朽化した工場から現在の新工場へ移転。従業員の多くは50代だが、技術継承を見据え20代の若手採用も進めている。
ベテラン職人の証言 長年勤務してきた谷藤敬子氏は「30年以上この仕事を続けてきました。最初は給料が少なく、辞めようと思った時期もありましたが、事務所から声をかけられてフルタイムに転じ、そのまま働き続けることになった」と回顧した。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影) また「販売や出張の経験も重ね、今でも週に数回は作業を続けています」と話し、ホームスパンとの出会いについては「高校の卒業記念に先生へプレゼントをしようと工芸展を訪れた際、すべて手作業で作られていることを知り感動しました。それが『自分も作りたい』と思ったきっかけです」と振り返った。
若手社員の声 《風傳媒》の記者が「ホームスパンの技術を受け継ぐうえで難しい点は何か」と質問すると、若手社員の諏訪彩佳氏は「手作業ならではの繊細な加減が難しい。自分の癖をなくし、会社の基準に合わせる必要があり、何年も繰り返し練習して身につけなければならない」と答えた。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影) 続いて「現代におけるホームスパンの価値は何だと思うか」と問うと、諏訪氏は「今の時代は安い服を買ってすぐに捨てる流れがありますが、ホームスパンは逆に『物を育てる』文化です。自分の成長とともに物も成長し、愛着を持って長く使える。そこに現代での価値がある」と強調した。
継承と未来への取り組み 説明では、近年はインターネットショップの開設やSNSを活用した情報発信にも力を入れており、販路拡大を進めていることが紹介された。高齢化や後継者不足といった課題に直面する中で、男性の採用についても「時代の変化に応じて柔軟に検討している」と言及された。
みちのくあかね会は、戦後未亡人の自立支援から始まり、今も女性主体でホームスパンを製造し次世代へ技術を受け継いでいる。(写真/黃信維撮影) 記者団は、戦後未亡人の自立支援から始まった取り組みが、60年以上を経て今なお地域に根差し、次世代へと技術と精神をつなごうとする現場を目の当たりにした。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
「東京ゲームショウ2025」総来場者数26万3101人、フューチャー部門11作品を発表 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA、会長:辻本春弘氏)は、9月25日から28日まで幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」について、総来場者数が26万3101人に達したと発表した。会期中に配信された公式番組の総視聴者数は後日公表される予定である。東京ゲームショウ2025は来場者26万3101人を記録し、日本......
日韓「前払い」9000億ドル投資?トランプ氏が一方的に宣伝する政策に、日本と韓国が反論 アメリカのトランプ大統領が再び東アジアの同盟国を困惑させている。トランプ氏は先日、ホワイトハウス執務室で海外メディアに対し、自らの関税政策によってアメリカに巨額の収入と投資をもたらしたと主張した。その中で、日本と韓国が総額9,000億ドル(約135兆円)に上る投資を約束したとし、これを「前払い費用」と表現した。この発言が報じられるや、日本と韓国は即座に困惑と......
舞台裏》台湾・花蓮県馬太鞍渓のせき止め湖悲劇、台大チームが方針を大転換! 2025年9月23日、台湾・花蓮県馬太鞍渓のせき止め湖で越流が発生し、強制避難区域内でなお十数人が犠牲となった。翌日、行政院長の卓栄泰氏が花蓮を視察した際、中国国民党の立法委員傅崐萁氏は「中央は600億元を受け取りながらせき止め湖を処理していない」と批判した。これに対し卓氏は「まずは救災を優先し、責任追及は今後の課題だ」と述べ、その場を立ち去った。傅氏は現場......
株式会社岩鋳 南部鉄器に宿る伝統と革新、世界市場へ広がる「IWACHU」の挑戦 岩手県が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が岩手県から事業を受託して実施する「岩手県プレスツアー」(9月18日~19日)の初日、記者団は盛岡市に本社を置く株式会社岩鋳(IWACHU)の南仙北工場を訪問した。現場では営業部部長の高橋潔充氏、伝統工芸士で三代目清茂の雅号を持つ八重樫亮氏、さらに若手職人の小川勇唯人氏と袋畑麻衣氏が応じ、南部......
震災から生まれた大槌刺し子 女性刺し子職人の手仕事が世界へ羽ばたく 岩手県が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が岩手県からの委託を受けて実施した「岩手県プレスツアー」は、9月18日から19日にかけて「多様な担い手が未来へ紡ぐ-岩手の伝統継承の現場を訪ねて」をテーマに県内で行われた。初日の訪問先となったのは、東日本大震災をきっかけに岩手県大槌町で誕生した「大槌刺し子」である。震災を経て地域に根付き、いま......
ユーモアを解さない独裁者──トランプ氏も冗談に過敏、米国の言論の自由は中国の後を追う アメリカは言論の自由を誇ってきたはずだ。ところが、深夜トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』が、司会ジミー・キンメル氏によるチャーリー・カーク襲撃事件の揶揄をめぐり、9月17日に放送中止に追い込まれた。6日後に世論の反発を受けて再開したものの、この短い“封殺”は十分な警鐘だ。権威体制下を経験した華人にとって、これは見慣れた構図でもある。自由は一瞬で崩れない......
iPhoneは「神の座」から陥落?世界シェアはサムスンに逆転、中国販売は急落 iPhone 17の発売からわずか1週間、トラブル報告が相次いでいる。背面パネルの細かな傷が目立つという指摘に加え、最大の話題は「一年待ったAI機能がまたも肩透かし」という失望感だ。かつてテック界の覇者だったアップルは、なぜAI時代で出遅れたのか。どんな背景があるのか――台湾メディア『風傳媒』が展開するオリジナルの経済番組/コラムブランド『下班経済学』で、経......
遠野伝承園――曲り家とオシラサマにみる暮らしと信仰 岩手県が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が委託を受けて実施したプレスツアーが、9月18~19日、「多様な担い手が未来へ紡ぐ—伝統継承の現場を訪ねて」をテーマに岩手県内で行われた。初日の訪問先の一つ、遠野市の「遠野伝承園」では、農家の暮らしや民話、地域に根づく民間信仰について取材団が学んだ。岩手県遠野市の遠野伝承園・御蚕神堂には約1,......
台湾出身、層雲峡で生きる。「北海道の自然と共に働く」台湾人ガイド、Tobyさんの物語 北海道・層雲峡で自然ガイドとして活動する台湾出身のTobyさん。現在は上川町の層雲峡ビジターセンターに勤めながら、個人で登山やエコツアーのガイドも行っている。来日して約8年くらい。日本の都市部ではなく、あえて自然豊かな山間の地を選んだ理由は何か。『風傳媒』の取材に応じ、北海道へ移り住んだ経緯、日々の仕事、そして層雲峡で見つけた「新しい居場所」について語ってく......
台湾観光署長が百人代表団を率い「ツーリズムEXPOジャパン2025」に出展 五感体験で台湾観光の新コンセプトを発信台湾観光署は9月25日、愛知県で開幕した日本最大級の旅行見本市「ツーリズムEXPOジャパン2025」に出展し、陳玉秀署長が約100人の代表団を率いて台湾の魅力をPRした。代表団には台湾観光協会のほか、旅行・宿泊・航空各社、国立故宮博物院、原住民族委員会、農業部林業及自然保育署に加え、桃園市、新竹市、南投県、台南市、嘉義県......
岩手・花巻市の株式会社小彌太、3Dプリンターとゴムわらじ開発で伝統芸能継承に挑戦 岩手県が主催し、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が実施した岩手県プレスツアーの2日目、記者団は花巻市の株式会社小彌太を訪問した。1781年創業の老舗染物会社である同社は、代表取締役社長・小瀬川弘樹氏のもと、2024年に郷土芸能事業「雷太(らいた)」を立ち上げた。10代目の小瀬川雄太氏(営業部課長・取締役・染師)が登壇し、会社の沿革と自身の役......
花人・赤井勝氏、FCCJで作品展 写真と装花の新表現も披露 花人・赤井勝氏の作品展「Masaru Akai’s World of Floral Art」が、9月1日から10月3日まで東京・丸の内の日本外国特派員協会(FCCJ)で開催されている。会場では、独自の花芸術「Soka」による鮮やかな装花の世界が広がり、外交官夫人らを魅了してきた赤井氏の花の表現力が堪能できる。花人・赤井勝氏がFCCJで作品展を開催し、写真との......
韓国社会を覆う「集団的絶望」 経済不安が引き金に――40代では自殺ががんを上回り最多の死因 韓国社会で、自殺の深刻さがかつてない水準に達している。最新の政府統計によれば、40代では意図的な自己傷害行為(自殺)が初めてがんを上回り、死亡原因の首位となった。統計が残る1983年以降、初めての事態だ。韓国統計庁のデータを引用した『コリア・ヘラルド』によると、2024年の自殺者は1万4,872人で、前年(2023年)比6.4%増。過去13年で最多となった。......
栃木県で17年暮らす台湾人・婷婷さん——地方で築いた創業の軌跡 台湾・台中出身の婷婷さんは2008年に来日し、栃木県での暮らしを始めた。それから17年。地元で美容サロンを立ち上げ、台湾ならではの技術と温かな接客を武器に、地域に根差した活動を続けている。今回『風傳媒』の取材に応じた婷婷さんは、移住のきっかけや異文化の壁、そして現在に至るまでの起業の歩みを語ってくれた。
台湾出身の婷婷さんは、栃木で17年暮らしながら美容サロ......
チャン・ツォーチ監督「優雅な邂逅」、10月4日に上映&トークイベント開催 台北駐日経済文化代表処・台湾文化センターは、連続企画「台湾映画上映会2025」の第7弾として、チャン・ツォーチ(張作驥)監督の新作『優雅な邂逅』(原題:優雅的相遇/英題:Intimate Encounter)を10月4日に上映する。上映後にはチャン監督がオンラインで参加し、会場には映画評論家の宇田川幸洋氏が登壇してトークを行う。台湾文化センターは10月4日、......
ダイソー、公式キャラクター「ダイゾー」を発表 アルカキット錦糸町店リニューアルでお披露目 大創産業は9月26日、都内最大規模となる「ダイソー アルカキット錦糸町店」のリニューアルオープンにあわせ、同社初となる公式キャラクター「ダイゾー」を発表した。本発表会では、DAISO初の公式キャラクターを披露し、店舗内には等身大フィギュアやフォトブースも新たに設置された。また、2025年7月1日より「DAISO」「Standard Products」「THR......
台風18号で台湾・花蓮に甚大被害 日本各界から迅速な慰問、駐日代表が深い感謝を表明 台風18号(ラガサ)の直撃により台湾・花蓮県で深刻な被害が発生し、馬太鞍渓上流のせき止め湖が越流して大規模な災害を引き起こした。この状況を受け、駐日台湾代表の李逸洋氏は9月25日、日本の政界や地方自治体関係者から寄せられた迅速な慰問に対し、深い感謝の意を表した。日本各界からの温かい支援の声李氏によれば、24日以降、日本の石破茂内閣総理大臣、片山和之・日本台湾......
人物特集》台湾の学生が公開情報で解放軍の布陣を解読 国軍が著書を研究、参謀総長も面会を希望 「ミサイル部隊を動員して花蓮空港、空軍志航基地を攻撃…」。中国が9月3日、天安門前で最新兵器を相次ぎ披露し、台湾軍の情報部門が連日分析に追われる中、台大の国安・戦略研究社は9月9日、兵棋演習のシュミレーションを実施した。会場には李喜明・前参謀総長ら専門家も来場。タイトな準備ゆえ場内がやや混乱し、振ったサイコロが李氏の足元まで転がる一幕もあったが、台湾側を担当......
人間国宝・芹沢銈介 生誕130年記念特別展、10月7日開幕 静岡で型染と美学の世界を公開 静岡市立芹沢銈介美術館は、型絵染の人間国宝・芹沢銈介の生誕130年を記念し、特別展「型紙 美しい染物への約束」を10月7日から12月7日まで開催する。芹沢が生涯をかけて探求した染色の技と、独自の美学が息づく型紙の世界を紹介する。型染と芹沢の美学型染は、渋紙を彫り抜いた型紙と防染糊を用いる間接的な染色技法であり、芹沢はこの手法を駆使して国内外で高い評価を得た。......
論評:トランプ砲が試す世界秩序 「パクス・アメリカーナ」は終わるのか 米国のドナルド・トランプ大統領は23日、国連総会で約60分の演説を行った。登壇前後にはエスカレーターやプロンプターの不調といった小さなトラブルが続出。即興色の濃いスピーチでは国連そのものを痛烈に批判し、かつて国連本部の改修案件を落札できなかった過去まで持ち出して、職員の不正を示唆する場面もあった。「米国を再び偉大に(MAGA)」を掲げる指導者は国連にとどまら......
独自》台湾頼清徳総統が「ノーと言いづらい」人選か――陳建仁氏が中央研究院長候補に浮上 台湾・中央研究院の廖俊智院長の任期が2026年6月20日に満了するのに合わせ、院側は規定どおり院長選考を正式に始動。候補者の推薦募集は7月1日に始まり、締切は9月30日とされている。関係者によれば、中央研究院の特聘研究員・陳建仁氏がすでに候補として推薦されており、副総統や行政院長を歴任した経歴から、次期院長の最有力と目されている。中央研究院は6月20日までに......
トランプ大統領、薬品に最大100%関税を発表 日本・欧州・インド製薬大手に直撃 米国のドナルド・トランプ大統領が再び関税の大刀を振るった。米東部時間25日、自身のプラットフォーム「Truth Social」で相次いで発表し、10月1日から「すべての原薬および特許薬品」に最大100%の関税を課すと宣言した。対象外となるのは、関連する製薬企業がすでに米国内で工場建設に着手している場合のみである。同時に、重型トラック、キッチンキャビネット、バ......
インテルとTSMC、合弁出資で最大20%株式保有の可能性 協議中の4つのシナリオとは アメリカの半導体大手インテル(Intel)は、最近外部資金とパートナーシップを積極的に模索しており、これまでにアップル、エヌビディア、ソフトバンクといった企業に続き、最新の報道ではTSMCとも接触を持ち、投資や製造協力の可能性について議論を行ったと伝えられている。『ウォール・ストリート・ジャーナル』が伝えたところによれば、両社は既に正式に交流を開始しており、......
トランプ氏は台湾を中国に委ねるのか 学者が警鐘「台湾放棄の危険」 来年度の台湾総予算では国防費が9,495億元(約4.65兆円)に達し、1兆元に迫る過去最高水準を記録、GDP比で3.32%に相当する。この国防費の増額が議論を呼ぶ中、米紙《ワシントン・ポスト》は、ドナルド・トランプ米大統領が中国の習近平国家主席との「貿易協定」と米中首脳会談を模索する過程で、台湾向けの4億ドル超の軍事援助を承認しなかったと報じた。米在住の学者......