三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは、「三井ガーデンホテル札幌」(札幌市中央区北5条西6丁目)のリニューアル工事を進めており、2025年10月20日から全館を休館した上で、2026年2月1日にリニューアルオープンする。宿泊予約はすでに9月17日から受け付けを開始している。
新たなデザインコンセプトは「WELLNESS HARMONY(ウェルネスハーモニー)」。北海道の雄大な自然や札幌らしさを館内の随所に取り入れ、伝統織物をモチーフにしたファブリックや地域アートを用いたインテリアで、心と体がほぐれる空間を演出する。
デザインコンセプト「WELLNESS HARMONY」で札幌の魅力を随所に反映
客室は全7タイプ・177室に刷新。これまで20室にとどまっていた3名対応の客室を102室へ増設し、さらに最大4名利用可能なフォースルーム38室を新設。スタンダードクイーン21室、スタンダードツイン11室、スーペリアツイン79室、デラックスツイン23室、エグゼクティブツイン37室、エグゼクティブプレミアツイン1室、アクセシブルツイン5室という構成となり、ビジネスから観光、ファミリーやグループ滞在まで幅広いニーズに応える。全客室で水回りを一新し、快適性と清潔感を高めた。
大浴場も浴槽・洗い場のデザインを改め、より広々としたレイアウトに変更。女性用脱衣室では洗面・パウダースペースを従来の4か所から6か所に拡張した。さらにランドリーやアイロン台を備えた宿泊者専用スペースを同フロアに設置し、自販機で飲料や軽食も提供することで、長期滞在やビジネス利用にも対応できる環境を整える。
施設の規模は敷地面積1,060.58㎡、延床面積8,065.16㎡、地下1階地上14階建て。付帯施設は1階にレストラン、2階に大浴場を備える。
三井不動産グループの宿泊主体型ホテル事業では、「三井ガーデンホテルズ」「ザ セレスティンホテルズ」「sequence」を全国展開しており、「Stay in the Garden」をタグラインに掲げ、地域性を活かしたデザインと「楽しみになる朝食」を提供してきた。今回のリニューアルもその理念に沿い、札幌の地で心身が癒される特別な滞在体験を提供することを目指す。
さらに同グループはサステナビリティ方針「&EARTH for Nature」を掲げ、「緑を守り育む」「水の魅力を生かす」「生態系を豊かにする」などの重点課題を設定。今回の取り組みも「環境との共生」に資するプロジェクトと位置づけられている。
編集:柄澤南 (関連記事: 町村農場×カーム角山監修 北海道素材を活かした新ブランド「BLUE POND」キャラメルミルクスイーツ専門店10月8日オープン | 関連記事をもっと読む )
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