トップ ニュース 外国人高給取りが続々流入 東京高級住宅市場で「覇権争い」勃発、中国富裕層が購入を主導
外国人高給取りが続々流入 東京高級住宅市場で「覇権争い」勃発、中国富裕層が購入を主導 日本のエリート層は近年、外国人に徐々に占められており、多くの中国人がひそかに日本の不動産を購入している。(イメージ図/AP Newsroom)
近年、日本における外国人の人口は急速に増加し、すでに日本社会の重要な構成要素となっている。 現在、日本に在住する外国人は332万人に達し、総人口の2.6%を占めている 。この現象は、日本のエリート層や東京の高級不動産市場に深い影響を与えている。外国人の高給取りが流入するなか、 東京の高級住宅市場ではまさに「覇権争い」が繰り広げられており 、その中でも中国の富裕家庭による需要が際立っている。
外国人高給取りの流入と東京高級住宅市場の台頭 総務省のデータによれば、2024年1月1日時点で日本の総人口は1億2488万人で、前年より53万人減少した。人口減少は主に日本人の自然減によるものだが、一方で 外国人の人口は332万人に達し、前年比で11.01%という高い伸びを示した 。この増加が人口構造を支える主な力となっている。
特に目立つのは高収入の外国人専門職の流入である。日本政府は2023年に新制度を導入し、高収入人材に対してはわずか1年の居住で永住権の申請を可能にした 。この政策により、IT、金融業、起業家といった世界中からの高給取りが日本に集まり、年収数千万円に上る層が東京の高級住宅市場に参入した。彼らが家族と共に定住を進める中で、高級住宅の需要も急速に拡大している。
中国富裕層が東京に高額物件を購入する動機 こうした外国人高給取りの中でも、 中国の富裕層家庭 の存在感は特に大きい。彼らが日本で高額な住宅を購入する理由は、中国本土の不動産リスク分散だけではなく、教育目的が強い。子どもが成長して学齢期を迎えると、多くの中国家庭が日本留学を選択する。その代表的な目標が東京大学である。
報道によれば、北京大学よりも東京大学の入学ハードルが比較的低いと考えられており、名門進学を望む家庭にとって東京大学は極めて魅力的な選択肢となっている。東京大学の学術レベルと国際的な評価は、中国家庭にとって大きな安心材料であり、子どもの教育を見据えた資産購入につながっている。
東京の高級住宅市場における需要の急増 現在、 東京都の高級不動産市場では、外国人購入者が市場シェアを拡大している 。特に1坪あたり700万円を超える物件において、その傾向が顕著だ。 購入者の多くはIT業界や国際金融業界のプロフェッショナル、または日本で事業を展開する企業家である 。
彼らの家族が日本に定住するにつれて、高級住宅や優良学区への需要が一段と高まっている。こうした購買行動は東京の不動産市場を押し上げる一方で、限られた学区や住宅の争奪を激化させている。
日本の高級不動産市場の将来展望 今後、外国人高給取りのさらなる流入によって、東京の高級不動産市場は一層の需要増加が見込まれる。その動機は教育面にとどまらず、日本での生活の質を重視する点にもある。交通利便性、住環境、地域コミュニティの整備といった要素は、富裕層が住宅購入を決定する重要な基準となっている。
政府が外国人材受け入れ政策を引き続き最適化していけば、日本の高級不動産市場は今後さらに多くの海外資金を呼び込み、長期的な成長を遂げる可能性が高い。
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