BSSTO×キネマ旬報シアターが初コラボ　世界のショートフィルム傑作選を2週間限定上映へ

ショートフィルム専門のオンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン（BSSTO）」を運営する株式会社ビジュアルボイス（東京都渋谷区、代表取締役：別所哲也）は、街の映画館応援企画の第一弾として、千葉県柏市のキネマ旬報シアターとコラボレーションし、「キネ旬セレクション 世界のショートフィルム傑作選」を10月25日（金）から11月7日（木）までの2週間限定で上映することを発表した。

街の映画館を応援する新たな試み

地域に根ざしたミニシアターの持続的な運営が課題となる中、BSSTOでは、人々が集い感動を共有できる「映画館」という文化の価値を支えるべく、映画館とのコラボレーション企画を立ち上げた。オンライン配信を中心にショートフィルムを発信してきたBSSTOが、実際の劇場空間と連携し、ショートフィルムの魅力をより多くの観客に届ける取り組みとなる。

今回の上映では、BSSTOでも人気の高い4作品――『サーシャの坂道』『ハイパースティション』『アナとの約束』『沈黙の中で』を特集上映。上映期間中の売上はキネマ旬報シアターに提供され、映画館の継続的な運営支援につなげる。

キネマ旬報シアター支配人のコメント

キネマ旬報シアターの三浦理高支配人は、今回のコラボ企画について次のようにコメントしている。「当館では、多種多様な映画の上映やトークイベントなどを通して、多くの観客や映画制作者、地域の方々に支えられてきました。しかし現在、設備の老朽化に直面し、存続をかけたクラウドファンディングを実施しています。これまでショートフィルム特集は行ったことがありませんでしたが、オンライン視聴やサブスク文化が定着し、SNSのショート動画も活況を呈する今こそ、新たな映画ジャンルとしてショートフィルムを取り入れたい。地域の方々はもちろん、若い世代やまだ映画館を訪れたことがない方々にも、映画館での体験を楽しんでいただければと思います。」

映画館とオンラインの“橋渡し”へ

BSSTOは、映画館での上映を通して観客がリアルに作品を体験する機会を提供し、同時にオンライン上でショートフィルムの魅力を拡張することで、映画文化の新しい形を模索している。今回のプロジェクトは、地方の映画館とデジタル配信の架け橋となる意義深い試みとなりそうだ。

上映作品や登壇者、特別上映に関する詳細はキネマ旬報シアター公式サイトおよびBSSTO公式ページにて随時発表される。 （関連記事： 第62回金馬奨、台北文創劇作賞出身作『深度安靜』『失明』が計8部門ノミネート　林依晨が22年ぶりに主演女優賞候補に ｜ 関連記事をもっと読む ）

上映情報

キネ旬セレクション 世界のショートフィルム傑作選
● 会場：キネマ旬報シアター（千葉県柏市）
● 期間：2025年10月25日（金）〜11月7日（木）
● 主催：ブリリア ショートショートシアター オンライン（BSSTO）
● 公式サイト：https://kinejun-theater.com/