現代の迅速な生活リズムの中で、インスタントラーメンは多くの人々にとって便利な食事の選択肢となっている。最新の世界インスタントラーメン消費統計によれば、アジアは依然として「ラーメン愛好者」が最も集まる地域だ。この中でベトナムは一人当たり81袋という驚異的な数字で2024年の「ラーメン消費大国」のトップに立ち、韓国は79.2袋でそれに続いている。台湾は第8位にランクインし、一人当たり年間40袋を消費している。
「ラーメンを最も食べる国」トップ10ランキング発表、台湾は第8位を堅持
韓国の聯合ニュースによると、世界ラーメン協会(WINA)が最新の2024年統計データを発表した。その中でベトナムは一人当たり81袋の驚異的な消費量でトップを維持し、世界で「ラーメンを最も食べる国」となった。韓国は一人当たり79.2袋でそれに次ぎ、4年連続でベトナムに追い越されている。
一人当たりの消費量ランキングを見てみると、第3位から第5位はタイ(57袋)、ネパール(54袋)、インドネシア(52袋)だ。日本とマレーシアは同率6位(47袋)で、第8位は台湾(40袋)、次にフィリピン(39袋)、中国(香港を含む)が31袋となっている。
報道によると、ベトナムの総人口は約1億人で、昨年は約81.4億袋のラーメンを消費し、総消費量で世界第4位となった。一方、韓国は5175万人の人口で41億袋を消費し、総消費量は世界第8位だ。
世界のインスタントラーメン年間消費量が1230億袋を突破、中国・香港が最多
2024年における世界のインスタントラーメン消費量は驚異的な1230.7億袋に達し、年増率は2.4%を記録した。その中で、中国(香港を含む)は438億袋で世界総消費量の首位を占め、韓国の約10倍となっている。専門家は、パンデミック後のファストフード需要の継続的な成長に加え、物価上昇と生活ストレスがラーメンを再び庶民の食事の代表としたと分析している。
1、中国(香港を含む):438億袋
2、インドネシア:143.7億袋
3、インド:83.2億袋
4、ベトナム:81.4億袋
5、日本:59億袋
6、アメリカ:51.5億袋
7、フィリピン:44.9億袋
8、韓国:41億袋
9、タイ:40.8億袋
10、ナイジェリア:30億袋
アジアはラーメン文化が盛ん、欧米は依然として軽度の市場
WINAによれば、一人当たりのラーメン消費量が高い国はほぼ全てアジアに位置し、これはアジア地域の豊かな麺文化とラーメン産業の成熟度を反映している。これに対して、ヨーロッパ各国の一人当たりのラーメン消費量は一般的に10袋未満で、依然として軽度の市場だ。しかし、韓流文化、K-foodやアジア料理が世界に広がる中で、ラーメンの国際的な需要は年々増加している。
注目すべきは、韓国のラーメンの人気が上昇し続けていることだ。2021年の37.9億袋、2022年の39.5億袋、そして2023年には40億袋を突破し、安定した成長を示している。ベトナムは個々のデータで韓国を4年連続で上回っているが、韓国ブランドのラーメンは国際市場で依然として非常に高い知名度を誇っている。
情報源:韓聯社
編集:柄澤南 (関連記事: 麻布台ヒルズで「夏のひんやりスイーツ&グルメ」開催へ 冷やし麺や果実氷など56種の限定メニューが登場 | 関連記事をもっと読む )
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