台湾エクセレンス、革新的な受賞製品を紹介するメディアツアーを実施
2025年10月1日から3日まで幕張メッセで開催された「メディカルジャパン東京」において、台湾エクセレンス受賞製品が一堂に会し、会期初日の1日には報道関係者向けのメディアツアーが実施された。会場では台湾発の最先端医療技術が披露され、日本との連携強化の可能性についても語られた。
開会挨拶に立った台湾貿易センター(TAITRA)副秘書長の周秀隆氏は、「今回の出展を契機に、台湾の技術と日本の臨床専門性がサプライチェーンの交流を深め、共に国際市場を開拓していけることを期待している」と述べた。また、台湾エクセレンスの厳格な審査基準について「研究開発・デザイン・品質・マーケティング、この4分野すべてにおいて優れた企業のみが選ばれる」と説明。さらに「台湾の温かさと先端技術を兼ね備えたソリューションを通じ、日本の皆様に安心で便利な生活を提供したい」と強調した。
メディアツアーでは、14社の出展企業が自社製品を紹介。世界初の「一次性自家軟骨修復システム」を搭載した『レボカート』をはじめ、抗がん剤自動調製システム、デジタル解剖台、ハンドヘルド型ワイヤレス超音波装置など、多彩なソリューションが展示された。参加者は実際に操作やデモを体験し、その機能や臨床的意義を確かめた。
さらに会場には、台湾エクセレンスのマスコットキャラクター「福熊」も登場。フォトセッションで来場者と交流し、イベントを一層盛り上げた。台湾側は今回の展示を通じて、医療分野における日台協力の深化と、革新的な製品の国際的な展開を目指す姿勢を鮮明に示した。
編集:梅木奈実 (関連記事: 大阪・中之島クロスで未来医療を発信 iPS細胞治療の最前線と万博が拓く国際展開 | 関連記事をもっと読む )
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