トップ ニュース 台湾・呉釗燮氏が中国外務省を痛烈皮肉 米大使も加勢し「日米関係を深めてくれて感謝」
台湾・呉釗燮氏が中国外務省を痛烈皮肉 米大使も加勢し「日米関係を深めてくれて感謝」 國安會秘書長・呉釗燮(中央)は、中国外交部の林剣報道官が投稿した図カードを模倣し、署名欄に「中華人民共和国・暴言担当発言人」と皮肉を込めて記した。(資料写真/総統府提供)
中国外交部の林剣報道官が最近、SNSで「中国は平和を愛し、約束を守る」と主張する図カードを投稿したのに対し、台湾国家安全会議の呉釗燮秘書長は16日、自ら作成した「中共宣伝テンプレート生成器」を使い、林報道官の投稿を模した画像で反撃した。呉氏は、中国が平和を愛すると言いつつ台湾を威嚇し、フィリピンをいじめ、日本を騒がせていると批判し、「これは紛れもない覇権主義だ」と指摘。署名欄には「中華人民共和国・暴言担当発言人」と皮肉を込めて記した。
日本の高市早苗首相は国会で、台湾有事が発生した場合、日本の「存立危機事態」に該当し得ると強い姿勢を示し、中国側の反発を招いた。これを受け、中国外務省と中国駐日大使館は相次いで通知を出し、中国国民に対し一時的に日本渡航を避けるよう呼びかけた。林剣報道官はSNS「X」で、中国は主権と領土の完全性に関わる重大問題ではいかなる妥協もしないと強調した。
一方、この外交問題が拡大する中、中国国営紙『環球時報』の胡錫進・前編集長は13日、Xで「今回の中日間の新たな外交衝突は完全に高市早苗が引き起こしたものだ」と主張。さらに、もし日本側が中国外交官を追放すれば中国は必ず報復すると述べ、高市氏を「邪悪な魔女」と侮辱した。
これに対し、米国のジョージ・グラス駐日大使は胡氏の投稿を引用し、「もう何が正しいのかも分からないご様子」と批判。胡氏が長きにわたり『環球時報』で中国共産党のプロパガンダを垂れ流し続け、もはや外交と挑発の区別すらつかなくなってしまったと指摘した。
グラス大使は15日と16日、日英両語で投稿し、中国駐日大使の呉江浩氏と駐大阪総領事の薛剣氏に対し、「揺るぎない日米の絆を一層深めるためのご尽力、まことにお疲れさまでございます。心からの感謝を」と皮肉を込めて述べた。また、日米同盟およびG7のパートナーシップは台湾海峡の平和と安定を守るという点で一致しており、武力や威圧による現状変更の試みに断固反対すると強調した。
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