台湾の経済部産業発展署と資訊工業策進会(III)は、インテックス大阪で開催された「ものづくりワールド大阪・製造業DX展」において「5G Team Taiwan」ブースを出展し、日台経済連携に関する発表会を行った。式典では、塩村あやか参議院議員が来賓として登壇し、日台関係のさらなる強化と幅広い分野における連携の重要性を強調した。

1FINITYと辰隆科技が技術提携
発表会では、富士通のネットワーク事業部門を統合して設立された1FINITY株式会社と、台湾のシステムインテグレーション企業・辰隆科技(Transnet)が、スマート製造分野における5G O-RAN技術の応用を目的とした技術提携を発表した。両社は、台湾企業のRF機器と1FINITYのクラウドベース処理装置や光ネットワーク技術を組み合わせ、日本および東南アジア市場でのプライベートネットワーク提供を目指すとしている。
台湾企業の先端技術展示
会場ではこのほか、HTC傘下のREIGN Technologyが開発したAI自動管理型ポータブル基地局や、Lite-On Technologyの光技術など、複数の台湾企業が最先端技術を展示。5G関連ソリューションの多様な可能性が紹介された。
台湾経済部の今後の方針
台湾経済部産業発展署は、台湾企業が国際展示会へ積極的に参加できるよう引き続き支援を行い、グローバル市場との連携を一層強化していく方針を示した。
編集:梅木奈実 (関連記事: 台湾エクセレンス、最新医療技術を「メディカルジャパン東京」で披露 世界初の自家軟骨修復システムも登場 | 関連記事をもっと読む )
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