トップ ニュース 「TIFFCOM 2025」10月開催 日本発IPが世界へ――国際共同製作・ASEAN連携が加速
「TIFFCOM 2025」10月開催 日本発IPが世界へ――国際共同製作・ASEAN連携が加速 東京国際映画祭(TIFF)併設のアジア最大級ビジネス・コンテンツマーケット「TIFFCOM 2025」が、10月29日〜31日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される。(画像/公益財団法人ユニジャパン提供)
東京国際映画祭(TIFF)併設のアジアを代表するビジネス・コンテンツマーケット「TIFFCOM 2025」が、10月29日から31日まで東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される。映画、テレビ、アニメなど多様なコンテンツホルダーに加え、世界各国から有力バイヤーやプロデューサーといった業界関係者が集結し、国際共同製作やコンテンツビジネスの新たな機会を創出する。
第22回を迎える今年は、日本発のIP(知的財産)を原作とした映像化ニーズの高まりを背景に、従来のコンテンツ売買に加え、ASEAN諸国との連携を一層強化する。併設されるセミナーは約15本を予定しており、国際共同製作、アジア各国のコンテンツ動向、IP戦略、日本コンテンツの海外展開など、業界の最前線を網羅する内容となる。
3年目を迎える「Tokyo Story Market」は、「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake」として新たに進化する。出版各社が保有する原作権に加え、映像制作会社のリメイク権も取り扱うことで、日本のマンガや小説などの出版物からリメイク作品まで、IPの取り扱い領域をさらに拡大する方針だ。
また、長編映画の資金調達を支援する「Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」と連動し、国内外のプロデューサーとの出会いを促進。新たな映像作品の創出を支援する場として期待が高まっている。
今年のポスタービジュアルは、雑誌『BRUTUS』やファッションブランドのアートワークで知られるクリエイティブディレクターの川上貴士氏が担当。川上氏は「世界中のクリエイターやバイヤーが交流する舞台に関われたことを光栄に思う。ここから新しい物語が生まれることを楽しみにしている」とコメントした。
TIFFCOMは、日本およびアジアのクリエイティブ産業のハブとして、作品売買にとどまらず、企画開発や国際的なパートナーシップの創出を目的としている。今後も公式サイトやSNSを通じて、出展者情報やイベントの詳細が順次発表される予定だ。
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