中央気象署は本日(10日)午前、台北市および新北市などの地域に対して大雨特報を発表した。突如として降り始めた激しい雨の影響により、ある市民が台北捷運(MRT)淡水信義線の淡水駅で乗車中に、雨水が直接車内へ流れ込み、床が浸水する事態となった。この様子を捉えた映像が公開され、ネット上では大きな反響を呼んでいる。
この状況に対し、台北捷運(MRT)は、運行指令センターが通報を受けた後、「すぐに駅の清掃スタッフを車内へ派遣して対応した。現在、列車の運行には支障は出ていない」とコメントした。
この出来事は本日午前に発生。あるネットユーザーがSNS「Threads」に投稿した動画では、「雨がそのまま車内に流れ込んできて、床が完全に水浸しだった!」と報告。列車が発車すると、水たまりが車両後方へ流れていき、乗客たちは足を上げて水を避ける様子が映っている。投稿者は「20年以上メトロ(MRT)に乗っているが、こんな状況は初めてだ」と驚きを語っている。
ネット上では冷静な反応も:「淡水では日常の風景?」
この映像はSNS上で大きな話題となり、多くのユーザーからコメントが寄せられた。「今朝の通勤は本当に災難だった。雨がひどすぎる」「建物の設計が極端気象に対応していない」「今日から捷運に乗る時はゴムボートを持っていくべきだ」「水上捷運になってしまった」「台北MRTで花蓮の渓流トレッキング体験が無料で味わえるとは」といった声が並んだ。
一方で、淡水地域の住民を気遣う声も多く、「これ、淡水の人にとっては日常でしょ?レッドライン(紅線)の駅は元々半屋外式だから」「今日はレッドライン(紅線)に乗らなくて助かった」「初めてだと驚くけど、淡水に長く住んでたら慣れる」「たぶん今、道路脇の排水口が噴水ショーになってるよ」「淡水は本当に雨除けの屋根を設置すべき」といったコメントも目立った。
台北捷運(MRT)はさらに詳細を説明し、「淡水駅は短時間の集中豪雨に見舞われた影響で、月台から車内に雨水が流れ込んだ。運行指令センターがすぐに清掃員を派遣して対応し、幸いにも列車のシステムや運行ダイヤには影響がなく、運行は通常通り続けられている」としている。 (関連記事: 速報》台湾・新北、桃園で浸水警戒発令 鶯歌・樹林・楊梅など6地域に注意呼びかけ | 関連記事をもっと読む )
編集:梅木奈実
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