台湾発「チョコミントもち」が海外で大人気 外国人「もっと買えばよかった」も…台湾人「存在すら知らない」

最近、「小紅書」で「地味な台湾のお菓子」が話題となり、多くの人がとても美味しいと評価し、家に持ち帰る量が少なすぎたことを後悔している。しかし、多くの台湾人ネットユーザーは驚き、台湾でこの食べ物が売られていることを知らなかったと述べている。(資料写真/陳怡慈撮影)

海外旅行に行くと、多くの人は現地のお土産を買いたくなるものだ。自分の思い出として楽しむためにも、また親戚や友人、同僚に分けるためにも。同様に台湾を訪れる観光客も、台湾ならではのお土産を自国に持ち帰る。台湾土産と言えば、パイナップルケーキ、太陽餅、お茶といった、台湾人が誇る美味の数々が思い浮かぶだろう。しかし、最近中国のSNS「小紅書(RED)」で話題となっているのは、とある「地味な台湾お菓子」。多くの人が「本当に美味しすぎる」「もっと買って帰ればよかった」と絶賛しているが、それを見た多くの台湾人は「そんなもの台湾で見たことない」と驚きを隠せなかった。

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あるユーザーが「小紅書」に投稿した内容によると、台湾旅行中にロイヤルファミリーの「Mochi ミントチョコレート味」に出会い、その味に感動したという。この餅は甘すぎず、ミント味のクールな中身にチョコレートチップが入っていてとても美味しいとのこと。一袋には12個入りで、それぞれ個包装されている。「もっと買って帰らなかったのを後悔している」と語り、ミントチョコ好きにはぜひ試してほしいとおすすめしていた。

この投稿が公開されると、多くのコメントが寄せられた。「本当に美味しかった。もっと買えばよかった」「一目で恋に落ちた気分」。他にもこのお菓子を話題にする投稿が見られ、「ようやく好みのミントチョコレート味を見つけたけど…正直そこまで美味しいとは思わなかった。ミントチョコの風味はそんなに強くなくて、基本はもち米。これがなぜネットで話題になっているのかは不明」「私は美味しいと思う」という意見も。

一方、この外国人に大人気のお菓子に対し、多くの台湾人は「見たことない」「食べたことない」と困惑。「どこで売ってるの!?台湾人なのに知らなかった」「ミントチョコが大好きな台湾人としては、食べたことがないのが恥ずかしいし悔しい」「台湾人はまったく知らない。すごく新鮮な感じ」との声も相次いだ。

『風伝媒』の編集部が実際に「Mochi ミントチョコレート味」の商品情報を確認したところ、正面パッケージには中国語表記が一切なく、左下には大きく「Made in Taiwan(台湾製)」と記されていた。主に海外向けに販売されている商品であり、「小紅書」では特にマカオや香港のユーザーから人気を集めているようだ。とはいえ、一般的な台湾の店舗ではあまり見かけることがないものの、投稿者のコメントからは西門町の土産物店で購入したことがうかがえる。

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