台中市・彰化県・南投県・苗栗県の中台湾4つの自治体が初めて連携し、海外プロモーションを実施する。4月18日より神戸と台中間の直行便が就航し、毎日運航されることにより、日本の関西地域と中台湾の交流がより密接になることを受け、台中市政府は、彰化県政府、南投県政府、苗栗県政府およびそれぞれの観光業者約40名と共に「中台湾観光プロモーション団」を結成し、大阪・神戸で旅行会社を訪問、商業施設にて観光プロモーションを行い、日本の一般市民に中台湾の魅力を紹介した。
台中市政府観光旅遊局の陳美秀局長は、日本は台湾にとって重要な観光客供給国であり、交通部観光署の統計によれば、日本は昨年台湾を訪れた外国人旅行者数で第1位の国で、約132万人に達したと述べた。また、台中市の宿泊業の統計によると、14万人以上の日本人旅行者が台中に宿泊している。加えて、日本と台中間の直行便の就航数・便数はパンデミック以前を上回っており、現在はスターラックス航空が沖縄、高松、神戸への直行便を運航している。今後、日本からの旅行者にとって中台湾へのアクセスは一層便利になり、市場としての潜在力も高いと期待されている。
陳局長はさらに、台中市は台湾第2の都市であり、中台湾全体の人口は700万人を超えている。国際空港の玄関口であるとともに、周辺の南投・日月潭、彰化・鹿港老街、苗栗・旧山線レールバイクなどの国際的に有名な観光地とも連携可能であると強調した。今回の中彰投苗による初の共同プロモーションを通じて、国際観光客の中台湾に対する全体的な印象を深め、「違った台湾」の旅行体験を提供することで、国際観光の新たな成長原動力を創出したいと述べた。
観光旅遊局によると、今回の観光プロモーション活動はすでに商業施設の公式サイトにて事前告知が行われており、駅地下街のデジタルサイネージで広告が放映されるほか、台湾観光を紹介する日本人KOL2名がSNSで宣伝し、イベント当日には現場で中台湾の観光体験についてシェアする予定となっている。また、プロモーション期間中にはスターラックス航空が神戸-台中往復航空券を抽選で1名にプレゼントするほか、In Joy Hotel、ロイヤル ザ プレイス 台中、福華大飯店、星漾商旅などの宿泊券も提供され、神戸市民の注目を集めている。
観光旅遊局は、今回の訪日に同行した事業者には、台中市産業ストーリーハウス発展協会、台中市国際観光発展協会、台中市旅館商業同業公会、台中市観光旅館商業同業公会、彰化県観光産業協会、苗栗県観光協会、南投県観光協会が含まれており、各県市の観光力を十分に発揮したと説明した。また、台中豊邑Moxyホテル、寶熊漁樂碼頭、台中ハーバーホテル、花田民宿、華府旅行社、多利多国際食品、279順福天然農場、富雨洋傘有限公司、旧山線レールバイク、油庫黒油カフェ、飛牛牧場、春田窯文化事業有限公司などの事業者も本プロモーションに参加した。
観光旅遊局は、政府と業界が協力して実施した今回の4県市による訪日活動は、日本の人々に中台湾の強い印象を残すことができただけでなく、中台湾観光の「海外進出」にとって重要な第一歩となったと述べた。今後さらに多くの国際観光客が中台湾の美しさを探索することを期待しており、地域観光の持続的成長に新たな活力をもたらすことを目指している。
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編集:梅木奈実
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