JR東日本クロスステーションが運営するエキナカ商業施設「エキュート上野」で、5月26日から来月15日まで江戸をテーマにしたイベント「駅遊都うえど(えきゅうとうえど)」が初開催される。東京国立博物館で同時期に開催中の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」と連動し、江戸時代の食文化やアート、遊びを現代的にアレンジした内容となっている。
「寿司 佐渡弁慶」では、江戸後期に屋台で親しまれていた握り寿司を通常の2倍サイズで提供する。江戸前ネタ(漬けマグロ、自家製蒸し海老、小肌、穴子)を使用し、当時の大衆食文化を体感できる仕組みだ。4貫入り1,468円で販売される。

また、「べらぼうに○○!」をテーマに、江戸時代から親しまれている金平糖、抹茶、きな粉などを使った現代風スイーツも登場。抹茶ラテ(800円)は愛らしい「くまボトル」に詰められ、北海道産牛乳と抹茶を組み合わせた一品となっている。きな粉味の「もちもちチュロ」を使った黒蜜きな粉サンデー(750円)も味わえる。

物販コーナーでは浮世絵をモチーフにした雑貨も登場する。「歌川広重 立体組上絵カプセルトイ」(1個200円)や、東海道五十三次をテーマにした「広重おじさんトランプカード」(1セット1100円)など、アートとユーモアが融合したアイテムが並ぶ。

さらに、歌舞伎衣裳とかつらを身につけて記念撮影ができる体験型企画も実施される。大人サイズだけでなく子ども用衣裳も用意され、歌舞伎役者になりきっての撮影が楽しめる。来月1日と2日の2日間、各日午前11時から午後3時まで開催される予定だ。
このほか、江戸時代の「判じ絵(なぞなぞイラスト)」をテーマにしたスタンプラリーやSNSキャンペーンも展開。エキュート上野の公式X(旧ツイッター)アカウントをフォローし、投稿にリプライとリポストすると、抽選で東京国立博物館の特別展「江戸☆大奥」ペアチケットが当たる。

江戸の粋とユーモアが詰まった21日間の企画で、日常の駅ナカ空間が期間限定で「江戸」に変身する。
編集:田中佳奈
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