【分析】2026年台湾統一地方選:賴清德政権の試金石と与野党の激戦

(柯承惠攝)
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賴清德総統、2026年選挙を必勝態勢で

郭正亮元立法委員は、賴清德総統が2026年の統一地方選挙を必ず勝利しなければならないと考えていると分析。2028年の総統選挙再選を視野に入れているためだという。特に、若年層の支持を失ったことへの危機感から、民衆党の柯文哲主席への攻撃を強めていると指摘した。

民進党の布陣、賴総統の側近たちが重要都市へ

郭氏は、2026年選挙での民進党の布陣について、以下のように予測した:

  1. 高雄市:潘孟安総統府秘書長

  2. 台北市:鄭麗君行政副院長

  3. 新北市:林右昌民進党秘書長


郭氏は、賴総統が中央集権的な統治を好む傾向があるため、重要都市には自身の側近を立候補させる可能性が高いと分析している。

国民党の反撃:3人の有力候補が浮上

一方、国民党側の有力候補として、郭氏は以下の3名を挙げた:

  1. 柯志恩氏(高雄市)

  2. 謝龍介氏(台南市)

  3. 蘇清泉氏(屏東県)


これらの候補者は前回の選挙で民進党候補と互角の戦いを展開し、注目を集めた。郭氏は、彼らが再び立候補した場合、民進党にとって大きな脅威になる可能性があると指摘している。

専門家の見解:2026年選挙は賴政権の試金石に

政治アナリストたちは、2026年の統一地方選挙が賴清德政権の中間評価となり、2028年の総統選挙に向けた重要な指標になるとみている。民進党の牙城であった南部での苦戦が予想される中、賴総統がどのような選挙戦略を展開するか、注目が集まっている。

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