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林瑩真

3時間のフライトで100万円以上の盗難!「機内窃盗」グループの5つの手口を暴露


飛行機での盗難は荒唐無稽に聞こえるが、実際に起こり得る。格安航空会社の香港エクスプレスで、わずか3時間のフライトで100万円以上の腕時計と現金が盗まれる事件が報告され、全乘客が容疑者が見つかるまで拘束された。現在、乗務員が財物の盗難を防ぐ方法を明かしている。


格安航空会社で盗難事件発生!女性客の「ロレックス、数千ドル」が全て盗まれる

中国メディアの報道によると、キャセイパシフィック航空傘下の香港エクスプレスの8月25日、ベトナムのダナンから香港へ向かうOU561便で盗難事件が発生。女性乘客の33万香港ドル(日本円約590万円)

のロレックス腕時計、数千ドル相当の香港ドル、米ドル、クレジットカードなどが盗まれた。


乗務員がすぐに警察に通報し、機内の全乘客は降機を求められ、シャトルバスに乗せられた。バスのドアが施錠された状態で1時間以上待機した後、5名の中国国籍の乘客がバスから降ろされ、再び機内に戻された。


警察の説明によると、盗まれた物品は元々座席上方の荷物棚にあったハンドバッグの中に入っていた。複数の目撃者の証言により、57歳の中国国籍の男性が逮捕され、盗まれた物品はバスの荷物棚のクッションの下から発見された。


客室乗務長が逮捕の内幕を明かす:座席の交換、頻繁な目線の接触!

その便の経験豊富な客室乗務長のIvyが24日、メディアのインタビューに応じ、泥棒を捕まえるまでの過程を明かした。最初は数名の乘客の行動が不自然だったため、客室乗務員に密かに注意するよう指示した後、座席の交換、隣通路側の座席、面識がないのに頻繁に目線を合わせる様子、荷物棚を何度も開け同時に客室乗務員の動向を確認する揚子などの行動を発見した。


しばらくすると、疑わしい乘客の一人の座席上方の荷物棚にブランドバッグが一つ増えていることに気付いたが、周囲の乘客にメモで尋ねても持ち主が見つからなかったため、機長が乘客に着席とシートベルト着用を呼びかけ、泥棒の行動を制限した。


着陸し、乘客が降機する際にようやく一人の乘客がブランドバッグがなくなったと申し出た。持ち主を確認後、地上スタッフに通報し、降機場所がターミナルから離れていたため、乘客は全員シャトルバスに乗っており、警察が犯人逮捕に至った。


機内盗難事件は今年すでに100件以上!4つのコツで"カモ"にならないために

Ivyは、泥棒は通常搭乗前に標的を決め、少しでも怪しまれると盗品を捨てて逃げ出し、盗品は座席の下やゴミ箱に捨てられると警告している。そのため、乘客は搭乗前から「財布の中身を見せない」、貴重品を手放さない、待合室では常に荷物に注意を払う、降機後はできるだけ早く荷物を受け取るなど、泥棒に機会を与えないよう注意すべきだと述べている。


香港警察の統計によると、今年1月から8月までの機内盗難事件は132件にも上るが、逮捕されたのはわずか3人である。2023年の同期と比較すると、盗難事件は50件で4人が逮捕され、2022年は147件で3人が逮捕された。


編集:佐野華美


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