観光庁の統計によれば、2024年1月から6月における10大人気観光スポットは以下の通りである:
- 安平小鎮 10,497,389人
- 北港朝天宮 8,518,115人
- 鹿港老街および周辺地域 8,335,852人
- 文化路夜市 7,563,181人
- 北港武德宮 5,894,116人
- 台北101 5,769,273人
- 高雄駁二芸術特区 5,075,851人
- 愛河(五福四路から博愛一路) 4,757,340人
- 中壢老街 4,612,614人
- 檜意森活村 4,515,930人
の分析によると、今年上半期の全台10大観光スポットは合計6553万人の観光客を集めた。これは昨年同期の4742万人から38%の増加となっている。昨年最も人気を集めた国父紀念館は、台湾灯籠祭りの開催により724万人以上の訪問者を集めたが、今年上半期はわずか約63万人で、91%の減少となった。他の9カ所については、訪問者数は昨年とほぼ変わらなかった。今年最も人気を集めた「安平小鎮」は、2月3日から3月10日まで台湾灯籠祭りを開催したことで、訪問者数が327%増加。
また、上位10位には高雄から2カ所がランクインしており、それぞれ駁二芸術特区と愛河(五福四路から博愛一路)である。黄正聰によると、今年1月27日から2月25日まで巨大アヒル「ラバーダック」の展示期間と重なったことが、高雄の観光を後押しした要因だという。
台湾の象徴的な観光スポットである台北101については、2023年の統計方法は展望台のチケット数だったが、2024年は人出量で計算したため、同期比で訪問者数が963%増加した結果となった。
黄正聰の分析では、各県市の観光スポット訪問者数が同期比で鈍化している理由の一つとして、地震の影響が続いており、7月には台風の襲来もあったことを挙げている。さらに、国民の報復的な海外旅行が6~7月にピークに達したことも要因となっているという。
編集:佐野華美 (関連記事: 《歴史を読み解く》北朝鮮のミサイル威嚇に対する、2017年の日本政府と社会の反応 | 関連記事をもっと読む )
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